歩きスマホ実態調査

歩きスマホの実態調査があることを、教えてもらいました。インターリスク総研のリサーチ・レター<2020 No.2> 「歩きスマホに関する実態と意識について~アンケート調査結果より」(2020年8月3日)。損害保険会社のシンクタンクが調査したのは、歩きスマホが通行の妨げとなるにとどまらず、死亡事故等重大事故の原因にもなっているからです。「報告書

この調査では、「歩きスマホ」とは、スマートフォンの画面を注視しながら歩いている(周囲が見えていない)状態のこです。画面を見ずに音楽を聴いたり、通話をしたりする(周囲が見えている)状態は除きます。

スマホ保持者の中で、歩きスマホを行う人が約60%、行わない人が約40%です。行う人の内訳は、ほぼ毎日が16%、週に数回が13%、急用など月に数回が30%です。
場所(複数回答)は、一般の歩道(横断歩道以外)73%、駅以外の建物内通路35%、駅のホーム32%、駅の構内(ホーム以外)26%、横断歩道15%です。危険な場所であると言われる「駅のホーム」や「横断歩道」での歩きスマホも結構あります。
自分が歩きスマホをしていて、または他人が歩きスマホをしていて、他人との接触経験のある人は30%を超えます。その中には、けがをした人、相手をけがさせた人、持ち物を壊した人、壊された人がいます。

歩きスマホを行う人のうち80%を超える人が、歩きスマホは「問題のある行為」だと認識しています。しかし、習慣化していてやめられない、多くの人が行っているから構わない、他人に迷惑をかけない自信があるから構わないと答えています。
スマホ保持者の中で、歩きスマホに対しペナルティの必要性を感じる人は、約90%です。