8月14日の読売新聞解説欄、「女性の正規雇用 L字カーブ」が、女性の非正規雇用の問題を取り上げていました。
M字カーブはご存じですよね。女性の就業率が20代に上昇し、出産・育児期に落ち込み、その後再び上昇します。グラフにするとMの字形に見えるので、こう呼ばれました。結婚、出産でも就業を続ける女性が増え(就業できる職場が増え)、M字カーブは解消しつつあります。
ところが、このM字カーブの中を見ると、大きな問題を抱えていることがわかりました。正規雇用が、20代後半に5割を超えますが、その後下がり続けるのです。「へ」の字の形をしています。これを90度左に傾けるとLの字形に見えるので、L字カーブと名付けたそうです。これはやや無理があるようですが。
非正規雇用でも、正規雇用と処遇や給料が同じなら問題はありません。ところが日本では、非正規雇用は正規雇用に比べ条件が悪いのです。新たな課題が見えてきました。
この問題は、連載「公共を創る」第47回「平成で進んだ男女共同参画」でも、取り上げました。実は、女性右筆に指摘を受けたのです。