答を考えて質問する

4月7日の日経新聞夕刊「人間発見」、オルガン製作者 横田宗隆さんの第2回目に、次のような話が載っています。
横田さんは、大学卒業後、オルガン作りを志し、お師匠さんである辻宏先生に弟子入りします。そこでのことです。
・・・先生に質問する時は、想定される答えをあらかじめ10くらい考えておき、瞬時に答えを理解できるように心がけました・・・

「質問力」という言葉があります。記者さんの相手をしているときに、それを感じます。何を聞きたいのか。それが整理できている記者と、漫然と質問に来ている記者との違いです。事前にどれだけ勉強してきているかが、わかります。講演会の後の質疑応答の時間でも。よい質問が出ると、うれしいですね。

上司に報告をあげる際も、同じです。『明るい公務員講座』P89で、「予行演習をする」をお教えしました。「あの人なら、たぶんこう聞いてくるだろうな。そうしたら、こう答えよう」とです。

次のような話も、載っています。
・・・仕事場の掃除をしながら、先輩にそっと近づき盗み見をして、仕事を覚えました・・・