アメリカの経営者団体が、株主第一主義を見直すそうです。8月20日の日経新聞夕刊「米経済界「株主第一」見直し、従業員配慮を宣言」。8月21日の日経新聞「米企業「株主第一」に転機 背景に社会の分断」。
・・・米主要企業の経営者団体、ビジネス・ラウンドテーブルは19日、「株主第一主義」を見直し、従業員や地域社会などの利益を尊重した事業運営に取り組むと宣言した。株価上昇や配当増加など投資家の利益を優先してきた米国型の資本主義にとって大きな転換点となる。米国では所得格差の拡大で、大企業にも批判の矛先が向かっており、行動原則の修正を迫られた形だ・・・
新しく掲げた全利害関係者への約束では、1顧客、2従業員、3取引先、4地域社会、5株主となっています。
株主は5番目です。1から4番目も納得します。
というか、これまでの「株主第一」がおかしかったですよね。CSR(企業の社会的責任)を突き詰めれば、今回提示されたような関係者が、重要なものとして出てくるはずです。