統計調査問題

厚生労働省の毎月勤労統計調査が定めたとおりの調査をしていなかったことが、大きな問題になっています。
1月27日の日経新聞「統計不信 識者に聞く」、八代尚宏・昭和女子大特命教授の「合理化の発想なく放置」から。

・・・現行ルールでは、毎勤統計は500人以上の全事業所を調査しなければならないと定めている。法律違反は問題だが、なぜ全件調査をしなければならないのか。実態をみてルールを変えるべきだった。公務員は定員が減らされ、一方でやるべきことは増えている。過去のやり方が通用しなければ、正しく新しいやり方を考えるのが行政改革だ・・・

・・・専門職のため、組織の風通しが悪くなった面もあると思う。ミスがあるという前提で、あったらどう対応するかという雰囲気をつくらないと、ミスを隠蔽する組織になってしまう・・・

・・・大事なのは透明性だ。一部の統計を民間に任せてもよいのではないか。すべての統計を国がやる必要は必ずしもない。民間が主に手掛け、その過程でチェック機能を働かせる仕組みをつくればよいだろう。公務員は公務員にしかできないことに専念して、民間でもできることは民間に任せていくことが基本だ・・・
・・・専門家を民間から招いて人事交流を活発にするのも手だろう。統計の実務はプロが来ればすぐに改革ができる。米国では公務員は給与が低くて敬遠されがちだが、政府で働くのはキャリア形成になると数年は働く人は多い。日本でもこういう形をつくれればよい・・・

ニート支援のサポートステーション

1月26日の朝日新聞経済面に「屋根の上、人生変わった「ニート採用」仲間と自立確信」が載っていました。ニート、引きこもりの人に対して自立を支援する「地域若者サポートステーション」(略称サポステ)という事業・組織があります。厚生労働省の政策です。

記事では、大学卒業後引きこもりだった若者が、サポステで出会った建築業者に就職します。建築業者は、人手不足で、外国人技能実習生を採用しています。この会社は、引きこもりの若者を採用できないかと、検討したのです。社内では「面倒見切れない」との反発もありましたが、見習いとして雇ってみて、正社員にしました。若者たちも、社会に出るきっかけを求めていたのです。

サポステは、まだ世間では十分に知られている事業・窓口ではありません。このような会社が増え、また世間で認知されることを期待します。マスコミが報道してくれることも。

300万番その2

下につけたのが、300万番の画像です。キリ番はきれいですね。
肝冷斎も、300万番をゲットしたそうです。どうも、同時にゲットしたようです。しかし、画像をうまく送ってくることができません。
このほかに、3000200をゲットしたと、画像を見せてもらいましたが、これはキリ番ではないので却下。ちなみに、私が19時のニュースの前に見たときは、3000033でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝300万番

きょう1月27日夕方に、カウンターが300万番を達成しました。
久しぶりのキリ番です。早速、都内のIさんから、キリ番をゲットしたとの報告がありました。画像もついています。おめでとうございます。

2002年にこのホームページを作り始めて、17年です。東京大学の客員教授と兼務し、学生への連絡のためにつくりました。総務省交付税課長の時です。良くここまで続きましたね。
100万番が2008年6月、200万番が2013年11月でした。たくさんの方にご覧頂き、感謝します。「HPの歴史

仕事に関すること、官僚の生態学、興味深い記事や書籍を紹介してきました。日記の類いも。
気の利いたこと書けなくて、申し訳ないです。振り返ってみると、同じようなことを書いています。私の問題関心が、変わっていないということですね。
最近は、毎日1~2本の記事を載せています。ほとんど趣味の世界にはまり込んで、毎日、更新しないと落ち着かないです。
つまらない記事を読んでいただき、ありがとうございます。この項続く

大坂なおみ選手、精神面の強さ

全豪オープン優勝、おめでとうございます。すばらしいですね。
多くの方が、昨晩26日の実況中継を、ご覧になったのではないでしょうか。私は、テニスは詳しくないのですが。考えたことと述べます。

世界で一番になるには、素質、体力、技術、練習など様々な要素が必要でしょう。それとともに、今回の試合を見ていて、精神面の重要性を改めて感じました。
第2ゲームで、あと1ポイントで優勝というチャンスがありながら、それを逃しました。休憩を取った際、そしてその後も、ミスが続き、大坂選手はやや気持ちが弱くなっているように、私には見えました。
その後の、精神面での立ち直り、あるいは立ち直ったことが、勝利につながったのだと思います。このクラスになると、相手との我慢比べであり、自分との闘いでもあるのでしょう。
皆さんも、同じように思われたのではないでしょうか。例えば、朝日新聞の記事

体力や技術など人一倍の能力とともに、自分の気持ちを落ち着かせる、奮い立たせる能力も必要です。
いつもいつも、うまく行くことばかりではありません。うまく行かないときに、どのように我慢し、立ち直るか。「明るい公務員講座」でお話ししています。どの世界でも同じですね。