1月26日の朝日新聞別刷りbeの「ゲーム依存は、病気です 低年齢化にどう向き合うか」。深刻な事例が報告されています。これまでの依存症は、お酒であったり薬物であったり、子供が簡単に接するものではありませんでした。しかし、これらの事例を見ると、何らかの対策が必要だと思います。
・・・鹿児島市の心療内科医・増田彰則さん(67)は、ネット・ゲーム依存の低年齢化を実感している。この2年で依存と診断した小学生から高校生は110人、うち小学生が23人
▼小3男=深夜までゲームをしていることを母から注意され暴力を振るい、異常な騒音に驚いた隣人が警察を呼んだ
▼小4の兄と小1の妹=両親の財布から多額のお金を盗み、ゲームソフトを購入。店頭で「親の許可を得ている」とウソをついた
▼小6男=ゲームばかりしていると注意され、激高して母と妹にノコギリを振り上げた。母が警察を呼び精神科病院に緊急入院
▼中1男=親のクレジットカードを使い、1カ月で課金アイテムに20万円をつぎ込んだ。
110人のうち41人は1~2回、33人は3~5回通院した後、依存状態のまま姿を見せなくなった。10回以上受診した23人のうち19人は症状が改善。改善率は17%と低く、治療は難しい・・・