年別アーカイブ:2018年

砂原庸介教授、大佛次郎論壇賞受賞

2018年2月1日   岡本全勝

昨日1月31日は、砂原庸介教授が大佛次郎論壇賞を受賞されたので、授賞式とパーティーに行ってきました。朝日賞と一緒の式です。
作家・僧侶の瀬戸内寂聴さん、トポロジーの理論物理学者の甲元真人さん、睡眠を司るオレキシンを発見した睡眠科学者の柳沢正史さん、100メートルで9秒98の日本新記録を出した桐生祥秀さん・・・。様々な分野の方がおられ、挨拶も面白かったです。
柳澤先生は、座右の銘を2つ紹介されました。その一つ「真実は仮説より奇なり」は、記事にも載っています。もう一つは、「良い問を見出すことは、問を解くことよりも難しい」です。納得しました。

違う分野の話を聞くのは、勉強になります。関西から政治学、行政学の先生方がたくさん来ておられました。ゆっくりと話したかったのですが、別件があったので途中退席しました。もったいなかったです。

「ところで、全勝さんと砂原教授とは、どんな関係ですか」と質問されます。このようないきさつです。

皆既月食

2018年2月1日   岡本全勝

夕べ(1月31日の夜)、皆さんは、皆既月食をご覧になりましたか。曇りで駄目だろうと予想されていましたが、22時前に空を見ると、右上を少し残して陰っていました。それから頑張って、全てが隠れるまで見ることができました。ふだんは、布団の中にいる時間ですが。
今日2月1日は、21時頃から東京は雨が雪に変わりました。今日だったら、月食は見ることができませんでした。良かったですね。
去年の夏は、アメリカで皆既日食を見ることができました。いろいろ、見ることができます。

避難指示解除区域での営農再開

2018年1月31日   岡本全勝

福島県南相馬市小高区のお米が、パックライスとして発売されました。
南相馬市小高区はその大半で、平成28年7月に避難指示が解除されました。29年4月から、アイリスグループと自治体の支援の下、地元の農業者が米作りを再開しました。収穫した米は舞台アグリイノベーション株式会社が全量を買い取ります。そして、国が指定する放射線検査を実施し、精米工場で高水準な品質管理をしています。この工場は、私も見学したことがあります。

この地区でも、高齢化が進んでいます。個人の農家で稲作を再開するには、ためらう人もいます。そこで、企業が参加することにより、高品質のお米ができ、安定した農業ができます。安定した経営のためには、一定程度の面積、技術力、そして労働力が必要です。それを売る販売力も。農業も、個人営業から法人営業への時代です。
他方で、アイリスオーヤマは、お米を生鮮食品とし、低温で扱い、精米してパックで販売しています。個食の時代に合っているようです。

来年も、耕作面積を広げてくださるそうです。ありがとうございます。
詳しくは、会社の発表をご覧ください。
アイリスオーヤマの発表」「舞台ファームの発表

人生相談に見える社会

2018年1月31日   岡本全勝

1月30日の朝日新聞オピニオン欄「人生相談に見える社会」から。

加藤諦三・早稲田大学名誉教授の発言。
・・・悩みというのは「変装」が上手なんです。多くの場合、相談者の真の問題は、本人が考える悩みの背後に隠されています。先日、女性から「子ども夫婦の仲が悪くて心配です」と相談がありました。これを申告通り受け取ってはいけません。「なぜそれを悩みだと言うのか」と問いを立てて話を聞いていくと、実は相談者の心を本当に悩ます問題は「老後への不安」でした。私との会話の中で本人も気づき、納得してくれました・・・
・・・電話相談でもっとも無意味なのは良識を持ち出すことです。「当事者でよく話し合いましょう」。それができれば電話はかけてきません。「親を憎んではいけない」は正論で良識ですが、親を憎み切ることでしか解決しない問題もあります。良識は真の悩みの存在を隠したり、解決を妨害したりするのです・・・
・・・半世紀前も今も、この電話相談にかけてくる悩みの原型は変わりません。人間関係の不満や嫉妬、ねたみなどで、はるか昔、旧約聖書やギリシャ神話の時代にすべて出ている問題なのです。
昔からの悩みが変わらないのは、人間の「内」の問題は社会の進歩と関係ないからです。例えば医療の進歩で、昔は「不治の病」と言われたがんが今は治療可能ですが、こうした「外」の問題と違い、内面は変化しようがありません。目に見える「生存の問題」より、目に見えない「実存の問題」は難しいのです・・・

真梨幸子さん(作家)の発言。
・・・明治、大正時代の人生相談も参考に読みましたが、人の悩みは時代が変われど同じだと思いました。いつの世も人は下世話な悩みを抱えて生きています。「恋愛問題」と言っても突き詰めれば、性生活や浮気や不倫などの話です。
誰かが自分の身に起きた不幸で悩んでいる。それを本人が投稿すれば悩み相談になるし、周囲が陰でそれを話題にすれば噂(うわさ)話になります。だから人生相談を好きな読者が多いのは、人間が他人の噂話が好きなのと同じ・・・
・・・ただ、最近のネット社会がスタイルをだいぶ変化させていると思っています。
多くの一般読者が匿名で投稿をいくらでも書けるタイプの相談、例えばyahoo!知恵袋や、意見交換系の掲示板などを見ると、誰かの相談に対し意見、感想が驚くほどたくさん連なっています。自分の経験を長々と詳細に書いて答える人もいます。
新聞や雑誌の昔ながらの人生相談は回答者が1人。一般の読者が納得せず、「この回答は変じゃない?」と不満を抱いても、それを表明する方法はなかった。きっと「突っ込みを入れたい」けどできないという不満が蓄積されており、ネット社会になって、その「回答欲」が解放されてしまったのでしょうか。
今は「相談したい」よりも「回答したい」人のほうが多い時代なのかもしれないですね・・・

遅い新幹線

2018年1月31日   岡本全勝

今日、福島から東京への新幹線、車窓には雪で真っ白な山野が広がっていました。昨日の福島は、最低気温マイナス7度でした。

ところで、福島から新幹線で東京に帰って来るときに、感じていました。大宮を過ぎると、あまり早くないのです。並行して走っている在来線と、さほど変わらない早さです。
「前の列車が詰まっているのかな」とくらいにしか、思っていませんでした。でも、定刻通りに東京駅に到着します。時刻表で調べたら、東京から大宮まで新幹線だと25分、在来線で早いものだと31分です。
理由を教えてもらいました。東北新幹線は、建設時の経緯で、東京と大宮の間を時速110キロで走っているのです。
どおりで遅いのですね。