今日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第2回目の授業でした。126人が出席しました。
地方財政の導入部として、住民がどれだけ自治体や国のサービスを受けているかを、説明しました。朝起きて、水道や下水道を使い、公道を歩き、信号で止まります。ゴミ集め・・・とたくさんの公的サービスを受けています。一生で見ても、生まれる前の母子手帳から、健康診断、保育園と幼稚園、小中学校、健康保険と年金、介護保険、火葬場と墓地まで。生まれる前から死んだあとまで、役所のお世話になっています。
相模原市から提供してもらった「ナイスガイドさがみはら」で、市役所がどのような業務(住民サービス)をしているかを説明しました。出席カードには、多くの学生が、「市役所がこれだけ様々なサービスをしていることを知って驚いた」との記述がありました。また、「わかりやすく、良くできている」「読んで得をしました」との評価も。
学生は、市役所が何をしているかを知らないので、このようなガイドブックは、有用です。抽象論をしていても、ピンときませんわね。
サービス(対人サービス、施設提供)には、職員とお金と知識(法令やノウハウ)が必要です。財政は、そのお金の部分です。