夢を実現する、日本のサッカー

先日から「夢と計画と構想」を書きました。これに関して、日本のサッカーの隆盛を思い出しました。

かつて、日本でスポーツと言えば、野球でした。サッカーは、少数者のスポーツでした。もちろん、プロリーグもありませんでした。
サッカーワールドカップ2018で、日本代表が活躍しました。今でこそ、日本代表チームはワールドカップに続けて出場していますが、これも最近のことです。日本にとって、世界は遠かったのです。

長沼健・元日本サッカー協会会長・日本代表監督のインタビューを見て(かなり昔です)、印象に残っていることがあります。「私には、3つの夢があった」とおっしゃいました(うろ覚えなので、正確ではありません)。
1つめは、日本代表がワールドカップに出場すること。
2つめは、日本でワールドカップを開催すること。
3つめが、何面ものコートを持つナショナルトレーニングセンターを作ること、でした。
長沼会長は、生きている間に、この夢を3つとも実現されました。2は、2002年日韓ワールドカップです。3は福島にあるJビレッジです(現在は他の地域にもできています)。もちろん、彼一人でできたわけではありません。

夢を実現する、多くの人にとって、あこがれです。一人で実現できること、すなわち出世や金儲けなどもありますが、社会を巻き込まなければ実現できないこともあります。
日本サッカーが強くなったのは、プロリーグ化です。しかし、これも簡単ではなく、関係者も半信半疑だったのです。
為せば成る。やればできる。挑戦しない限り、夢は実現はしません。
「夢」と笑われるような、難しい目標を持つこと。そして大きな計画を作りつつ、地道に努力を重ねること。さらに、周りの人を巻き込む能力が必要です。大きな夢を実現するための秘訣でしょう。