慶應大学、公共政策論・成績評価

公共政策論の成績評価を終えました。今回も、レポート提出です。10枚前後の力作が多かったです。
出題の際に、書式や入れるべき要素などを指示していたので、多くの学生はそれを守ってくれました。また、授業の中で小レポートを書かせ、書き方指導もしたので、ほとんどが読みやすいレポートになっていました。小レポートに比べ、格段に良くなっています。書き方指導の効果が、出ています。
これは、学生にとっても書き方が身につくとともに、論旨がはっきりして、読む私にとっても読みやすいのです。
これらを満たしていない学生もいました。今回も1ページ以上にわたって、改行がないものなどがありました。彼らの出席状況を見ると、全く授業に出ていない学生や、ほとんど出ていない学生です。もったいないですね、出席しておれば、文章の書き方を身につけることができたのに。

さて、内容についてです。
学生たちは、まざまな社会問題を取り上げていました。少子高齢化、子育て、セクハラ、LGBT、貧困、格差、ブラック職場・過労死、さまざまな差別、過疎化、産業空洞化、政治への関心の低下・・・。
それら課題を調べることと、参考文献を読むことについては、ほとんどの学生が良くできていました。これができているレポートには、Bをつけました。
次に、対策の提案です。これは、ばらつきがありました。これまで取られている対策を評価し、メリットとデメリットがしっかり書けているものには、Aをつけました。
その中でも、特に良くできているものには、Sをつけました。

これからも、社会の問題に関心を持ち、ニュースや書物を読んでください。また、文章の書き方も訓練を重ねて、磨きをかけてください。
皆さんの活躍を期待しています。