今年も、「発掘された日本列島2018」展に行ってきました。
次々と、驚く発見がされています。道路工事や住宅工事などにひっかかった土地だけで、こんなにも出てくるのです。まだまだ、たくさんの「宝物」が埋まっているのでしょうね。
東日本大震災の復旧過程で、高台移転予定地からも、いろんなものが出て来ました。全国から応援に駆けつけた専門家が、発掘を急いでくれました。それらも、展示されています。
今日も、専門家の解説時間に合わせて行って、説明を聞いてきました。展示物には解説がついているのですが、専門家の説明を聞くと、へえと思うことが多いです。
榛名山の火砕流に飲まれた、甲を着けた人物は、NHKテレビでも想像した場面を放映しましたが、よくまあ残ったものです。加曽利貝塚の断面図も面白いです。アサリやハマグリのほかに、小さな貝が大量に捨てられています。出汁を取るのに使ったようですが。そんな手の込んだ料理をしていたんでしょうかね。何に味をつけていたんでしょう。謎です。
日経新聞夕刊コラム「明日香村」にも書いたように、考古学者になりたかったのです。小学生の時、「将来の夢」の作文にも、そう書きました。
どこをどう間違ったか。東京に出て、官僚になってしまいました。初志を貫徹しておれば、解説を聞く側ではなく、解説をしていたでしょう(残念)。