小学生が作った楢葉町の宣伝

原発事故で全町が避難した楢葉町。小学校の5、6年生が町の良さを見つめ直して、みんなで町の宣伝ビデオをつくりました。
できあがった映像も良いですが、それを作り上げる過程が、子どもたちにとって良い勉強になったでしょうね。
町のホームページには完成品とともに、作成過程も載っています。見てください。
楢葉町は、町内の居住者が4割まで戻りました。

日本人の夢

宝くじが、日本人の夢を調査しました。
それによると、夢を持っている人は52%です。う~ん、半分の人は夢がないのですね。でも、神社や教会に行けば、何かは神様にお祈りすると思うのですが。
夢を持っている人は暮らしに満足している割合が69%で、夢を持っていない人の満足は53%。夢を持っている人の方が、満足度は高いのです。張り合いのある生活が、満足度を高めるのでしょう。

夢の内容は、1位:健康な生活を送りたい、2位:好きな趣味に打ち込みたい、3位:一戸建てに住みたい、です。意外と堅実です。
若い人ほど、夢を持っています。新社会人は69%が、夢を持っています。ぜひ、その夢を実現するように頑張ってほしいです。

佐伯啓思さん、重要政策論の不在

4月6日の朝日新聞オピニオン欄、佐伯啓思さんの「森友問題一色の国会 重要政策論の不在、残念」から。
・・・昨年の今頃、米国のトランプ大統領が空母を日本海方面へ派遣し、米朝戦争が勃発しかけていた。ところが日本の国会はといえば、戦争の危機などほとんど話題にもならず、ひたすら森友学園問題一色であった。
それから1年、国会の予算委員会(参院)では、また森友学園で大騒ぎである。この1年、国会で論じられた最大のテーマは何かと世論調査でもすれば、たぶん、森友・加計学園問題だということになるであろう。両者は、今日の日本を揺るがすそれほどの大問題だったのか、と私など皮肉まじりにつぶやきたくなる。
本紙がスクープした財務省の文書改ざん問題は、森友学園問題というよりは、まずは財務省の問題であり、官僚行政の不法行為に関わる問題である。私は、この問題の重要性を否定するつもりは毛頭ない。しかし・・・

・・・私がもっとも残念に思うのは、今日、国会で論じるべき重要テーマはいくらでもあるのに、そのことからわれわれの目がそらされてしまうことなのである。トランプ氏の保護主義への対応、アベノミクスの成果(黒田東彦日銀総裁による超金融緩和の継続、財政拡張路線など)、朝鮮半島をめぐる問題、米朝首脳会談と日本の立場、TPP等々。
私は安倍首相の政策を必ずしも支持しないが、それでもこうした問題について安倍首相は、ひとつの方向を打ち出しており、そこには論じるべき重要な論点がある。問題は、野党が、まったく対案を打ち出せない点にこそある。だから結果として「安倍一強」になっているのだ。
日本社会は(そしておそらくは世界も)今日、大きな岐路にたたされていると私は思う。麻生太郎財務大臣が「森友学園問題はTPP問題より大事なのか」といって物議をかもしたが、当事者の発言としては不適切だとしても、当事者でないメディアが述べるのは問題ないであろう。財務省の文書改ざんの「真相解明」はそれでよいとしても、それ一色になって、重要な政策論が見えなくなるのは残念である。安倍首相の打ち出す方向に対する代替的なビジョンを示して政策論を戦わせるのもまた、いやその方が大新聞やメディアに課された役割であろう・・・

充実した休日

春の休日、みなさん、どのように過ごしておられますか。東京から西では、桜も過ぎました。ところが、先週よりも寒いですよね。

私は、昨日土曜日は、福島視察される方々の案内でした。浜通はソメイヨシノは終わっていますが、ほかの種類の桜がきれいです。飯舘村は標高が高く寒いので、桜はこれからです。福島市内の花見山は見頃のようです。

今日は書斎にこもって、13日から始まる慶應大学の講義の準備です。講義ノート作成と、配布するレジュメと資料の作成です。ぼちぼちと準備してあったので、それを最終形にする必要があります。
昨年の資料があるのですが、1年前のことは忘れています。また、去年の経験を踏まえて、改良を加える必要があります。壇上に立って話すことを想定しながら、加筆してます。十分に準備しておかないと、壇上で立ち往生します。それでも、実際に立つと、いろんなことが思い浮かんで、ノートの通りにはなりません。

『明るい公務員講座 仕事の達人編』を出版して、少し余裕があったのですが、それもつかの間、大学での講義が始まります。休日と夜を準備に充てる「生活のリズム」を取り戻さなければなりません。リズムができると、楽になります。
本業が忙しく、時間を確保することが大変なのです。退職したら、もっと時間の余裕ができると思ったのですが・・・。
特に、福島と東京の2地域勤務は、いろいろと厄介で、ゆとりがありません。資料一つにしても、持ち歩かなければならないのです。パソコンでどこでも見ることができるようにしてはいるのですが、考える際には紙にしないと進みません。
春学期は、地方自治論Ⅰと公共政策論の2駒です。頭が混乱しないようにしなければなりません。さらに、2週間分くらいは準備するので、それも混乱しないように。

大リーグでの大谷選手の大活躍は、すばらしいですね。他方で、楽天ゴールデンイーグルスの調子が良くないことが、気がかりです。