NHKラジオ「ことば力アップ」を紹介します。この番組は、NHKアナウンサーが、上手な話し方を伝授してくれます。私は番組は聞いていないのですが、テキストを見つけて読みました。
勉強になります。私が、明るい公務員講座でお教えしていることと共通することも多いですが、話し方のプロの教え方は説得力があります。
また、「就職面接を決める話し方」は、学生たちに役立ちます。
月別アーカイブ: 2018年3月
1日1食
3月4日の日経新聞The style欄、星野リゾートの星野佳路社長の生き方です。
そこに、1日1食と書かれています。コレステロールや血圧に注意し、40歳を過ぎて兆候が現れたので、朝食をやめたそうです。そこで数値は戻ったのですが。50歳を過ぎてから、コレステロール値が上がり始めたので、昼食の時間を遅くして夕食の量を減らしました。結局、夕食と一緒になって、1日1食になったそうです。
「1日1食主義で思考がクリアに」という記事もあります。
私は、星野さんより5歳年上のようです。私も60歳を越えてから、食事量を減らしても、太るようになりました。基礎代謝量が減ったのでしょう。
なるべく車を使わないようにしています。最近は、キョーコさんの協力を得て、家での食事は軽くして、昼は健康弁当を持って行っています(これは結婚以来ずっと)。福島勤務の日は、ホテルの朝食は米とパンを食べない、スクランブルエッグとクロワッサンは好きだけど食べない。昼はヨーグルトだけとか。涙ぐましい努力をしているのですが。星野さんに比べれば、まだまだですね。
しかも、私は米の粒は食べないのですが、米の「絞り汁」を毎晩飲んでいるのです。福島産のお酒です。米の粒より、絞り汁の方がカロリーが高いようです。
石川県庁職員研修
今日は、石川県庁の職員研修で話をしてきました。管理職級なので、働き方改革につながる、効率よい仕事の進め方、無駄を省く方法などを具体的にお話ししました。
この方たちが、職場の事務を一番知っています。この方たちが改革に取り組まないと、職場は効率化しません。かつては、でんと座っていて、部下が上げてくる決裁にはんこを押していたら良かったのですが。もちろん、その改革を理解し責任を取るのは、彼らの上司です。
100人の皆さんが、熱心に聞いてくださるので、こちらも熱が入りました。1時間半しゃべり終わったら、ヘトヘトでした。
原発被災地復興の難しさ
3月4日の朝日新聞社会面は、大きく「復興、ふるさとに違和感 拠点整備、住民感覚とズレ」を伝えています。
・・・福島県の復興も着実に進んでいる。ただ、7年という歳月が経ち、国や自治体が目指す「復興」と、本来は主人公であるべき住民との間で、溝が深まりつつある・・・
復興の苦労を伝えていただき、ありがとうございます。ただし、この文章を読むと「違和感」があります。住民が帰還をためらっているのに、自治体や国が復興を急いでいるようにも読めるのです。
住民の間に、復興を急いで欲しい人と、そうでない人、さらにはもう戻らないという人がいるのです。その住民の意向を集約して、自治体が復興計画を作っています。それを、国が支援しています。
もし住民の意向を「尊重する」なら、復興に手をつけない選択肢もあります。町と復興庁による住民意向調査で、「帰還しない」という回答が6割や5割の町もあります。もしこれが「民意」とするなら、復興はしないことになります。しかし、帰還したいという住民が一定程度おられ、その方の要望に応えるために、復興拠点を作ろうとしているのです。
特に、帰還困難区域は当分の間帰還できないので、土地と建物については全損賠償し、営業損害賠償のほかに、精神損害と故郷損失賠償も払われました。「戻ることができない」という前提だったのです。それが、射線量が下がり、一部ですが復興拠点を作り、5年後の帰還を目指しています。
残念ながら、戻らないという方が多くおられる中で、元通りの町に戻ることはありません。そのような条件の下で、どのような町を作るか。住民も町役場も苦労しています。もちろん、国も。
行政と住民の間にズレがあるのではなく、住民と住民の間に溝があるのです。
この記事の末尾近くには、次のような主張も書かれています。
・・・ただ、駆け足で進む復興に追いつけない被災者は少なくない。地域や住民のつながりは引き裂かれ、地元の風景も大きく変わった。国や自治体が進める復興の針路は「ふるさとの再生」といえるものだろうか。原発事故前の暮らしを取り戻すことを願う被災者との溝は、国などが復興を急げば急ぐほど深まっている・・・
ということは、朝日新聞の主張は「復興を急ぐな」ということなのでしょうか。あるは、「復興をするな」という主張でしょうか。どのようにすれば良いのでしょうか。
『明るい公務員講座2』準備中
『明るい公務員講座』続編を作成中です。名づけて『明るい公務員講座 仕事の達人編』。
前著『明るい公務員講座』は、初級編でした。『明るい公務員講座 仕事の達人編』では、次の段階に進むため、できる職員になるための、仕事のこつをお教えします。中堅職員、課長昇格を目指している職員向けです。
できる職員になるためには、今の仕事に上達するとともに、判断力が必要になります。前者には「職場の技能」が、後者には「考える力と伝える術」が必要です。
経験を積むと仕事に上達します。しかし、のんべんだらりとしていては、できる職員にはなりません。上達しようという心構えが必要です。技術とともに、心構えが必要なのです。難しい仕事から逃げているようでは、できる職員にはなりませんよね。
連載「明るい公務員講座」のうち『明るい公務員講座』に入れた残りと、「明るい公務員講座・中級編」の一部を再構成しました。職場で必要な技術と心構えのほかに、職場の無駄についても解説しました。働き方改革には、職場の無駄を削減することが必須です。
連載した内容をどのように再構成するか、かなり悩みました。「この本では、何を伝えたいか」。その観点から再構成すると、きれいに整理できました。
文章も、大胆に削除しました。「せっかく書いたんだから、残しておきたいなあ」とも思うのですが。読みやすくするために、ばっさり削りました。
構成は決まり、文章を磨くために、ゲラに手を入れています。編集長にせかされて、新幹線中でも、せっせと作業しています。