10月16日日経新聞夕刊のくらし欄は「有休 気兼ねなく取るには」でした。日本の労働者の有給休暇消化率は50%。100%のヨーロッパ各国、80%のアメリカなどに比べて、ダントツ最下位です。韓国も53%ですが。
・・・「たとえインフルエンザにかかっても出社する上席の社員の存在で、皆が有休を取れなくなっている」。地方の中小メーカーの東京出張所で働く事務職のA子さん(50代)は話す。少人数の出張所で働くのは長年同じ顔ぶれ。家族的ではあるが相互監視的でもあり、有休は取らないものという雰囲気が強い。今年A子さんが休んだのは1日、昨年も1日だ・・・
・・・日本人の有休休暇に対する感覚は独特だ。総合旅行サイトのエクスぺディアが16年に実施した28の国と地域を対象にした調査によると、有給休暇に「罪悪感」を感じる人の割合は59%と、韓国(69%)に次ぎ2位。上司が有休取得に協力的かどうかが「分からない」人の割合は32%と1位で、休暇についての職場コミュニケーション不足が浮き彫りになった・・・
今でこそ、こんなことを書いて、後輩たちに「年休取れよ」と勧めていますが。若いころはめったに休むことなく、長時間残業とともに、職場に尽くすことを誇りに思っていました。反省しています。
同じく18日の夕刊では、「パパの育休 取得の心得」が載っていました。
「取得する半年前など、早めに職場に伝えたほうがいい」というコツなど。これは、上司にとって重要なことです。どのようにして彼が欠けた穴を埋めるかを、考えなければなりません。また、自分の仕事を「見える化」しておいて、職場の上司や同僚がその仕事を引き継げるようにしておくことも、重要です。