東京は、一昨日9日は最高気温が37度。今朝11日朝は、22度です。とても涼しくというか、寒く感じました。そして曇っていて、天気もあまり良さそうではありません。梅雨の時期に戻ったような天候です。
今日から3連休、そしてお盆休み。子ども連れで行楽に行かれる方も多いでしょう。天気がよくなるとよいですね。
この夏は、東日本は晴れの日が少なく、平年の4分の1のところもあるようです。心配になるのが、農作物の生育です。
月別アーカイブ: 2017年8月
働くお母さん、県別の違い
8月7日の日経新聞女性欄が、県別のM字カーブの比較と分析を載せていました。「M字カーブ落ち込み最少 働くママ、青森が1位のわけ」
M字カーブは、女性の労働力率が、子育て期に落ち込み、その後再度上昇する現象を、グラフの形から命名したものです。子育てしながら働くと、M字の真ん中の落ち込みは小さくなり、台形に近づきます。
記事によると、ピークと底との落差が一番小さいのは、青森県で約5ポイントです。続いて、岩手県、高知県、鳥取県です。
他方、落差が大きいのは、神奈川県で20ポイントです。次いで、奈良県、愛知県、埼玉県です。
これだけも、有意な差があるのですね。3世代同居など、子育てしやすい環境の差が出ているようです。
ちなみに、共働きの率は、1位は山形県で68%。福井県、島根県、富山県と続きます。最下位は奈良県で46%。大阪府、神奈川県、東京都、兵庫県と続きます(2010年国勢調査)。
もっとも、記事でも触れられていますが、30~39歳既婚男性で年間所得が500万円以上の比率をみると、神奈川が42.7%に対して青森は4.9%です。県の担当者も「男性が稼げない分、女性が働かざるを得ない現実もある」と指摘しています。
明るい公務員講座・中級編32
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第32回「仕事の仕方を変える(2)迫る働き改革の波」が発行されました。
前回、世界一と言われた日本の企業が順位を落とし、行政が評判を落とした理由として、「官僚主導の国づくり、日本的労働慣行、集団主義」の3つがキャッチアップにはよく機能し、先進国に追いついた時点で短所になったと説明しました。
しかし、従来型の集団主義になじんだ人たちは、それを変えることが難しいのです。「この国のかたち」の改革は、根っこでつながっています。官僚主導から政治主導への改革も、その一つです。
働き方改革は、労働時間を短くするだけでなく、またそれを実現するためにも、意思決定の方法を変える必要があるのです。「みんなに合わせる」「指示を待つ、指示に従う」ではなく、「各人が考える」「上司が判断し、責任を持つ」にです。
では、「指示に従う」に慣れた人が、「自分で考えよ」「残業はよくない」という指示受けたらどうなるか。一斉に定時退庁して、働き方改革は実現するでしょう(苦笑)。
今回の内容は、次の通り。
仕事の仕方が時代に合わなくなった、集団主義の罪、静かな社会革命、この国のかたちの改革
次回から、仕事の仕方の改革について、具体的に何を変えたらよいか。職場の無駄とその改善方法を解説します。
総理官邸で復興推進会議
上司の一言が疲れを倍増
日経新聞(8月4日夕刊)に紹介されていたので、インターネットで調べました。養命酒製造が実施した「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査」(有効回答1000人)です。
詳しくは本文を読んでいただくとして、「明るい課長講座」の視点から興味ある点を紹介します。
会社員の疲れの原因上位3つは、仕事関係です。その中でも、人間関係です。
1位、仕事の人間関係、44%。2位、仕事の内容、41%。3位、仕事の量、32%です。
上司に言われて疲れが倍増したセリフは、「常識でしょ/当たり前でしょ」が14%、「そんなこともできないの」13%、「前にも言ったよね」が12%、「自分で考えてやれ/勝手にやるな」が12%です。
上司の皆さん、気をつけてください。自分が部下の時に経験したことを、立場が変わると、忘れてしまうのですね。