アメリカ旅行4・困ったこと2

アメリカ旅行で困ったことの2です。第1話の「冷房がきつい」は、多くの日本人が同意してくださると思いますが、ここからは私の感覚、主観的なことです。そう思って、笑いながら読んでください。

2 お風呂の湯船で温まれない
ホテルのバスは、もちろん西洋風のバスタブとシャワーです。これは、日本のホテルの多くと同じです。
ご承知のように、洗い場がないと、石けんで体を洗う際に不便なのと、石けんを流した後、湯船でお湯につかって温まることができない(汚れたお湯を捨てなければならない)のです。まあ、これは日本のホテルで慣れています。
向こうの人は、石けんとタオルで体を洗わないのでしょうね。あの分厚いタオルでは、洗いにくいですから。私は、旅行の際は、メッシュのタオルを持っていきます。
ところで、日本のホテルでは、洋式のバスタブと日本風の洗い場がついているものがあります(仙台ワシントンホテル)。これは、うれしいです。大浴場があるホテルもあります。

それを前提にして、日本のホテルとアメリカのホテルのお風呂で、何が違うか。
向こう(私の泊まったホテル)では、湯船が浅くて長く、お湯をためても腰くらいまでしか、お湯がたまらないのです。よって、ちっとも体が温まりません。そして疲れがとれないのです。お湯はぬるいし。
私は湯につかるのが好きで、それで疲れがとれます。ところが、シャワーでは汗は流せても、疲れがとれないのです。

帰国して、湯船につかって、ほっとしました。今週の福島でも、ホテルのお風呂で、肩まで浸かることができました。

アメリカ旅行5に続く

奈良県市議会議長会研修会

今日8月30日は、奈良県市議会議長会に呼ばれて、議員研修会の講師に行ってきました。
今日の主題は、東日本大震災への対応と議会の役割です。発災直後にさかのぼって、事態の推移と国が何をしたか、そして私が何をしたか何を考えたかを、スライドを使ってお話ししました。100人を超える議長や議員が、熱心に聞いてくれました。
昨晩も茨城県で講演会があり、明日も東京で仕事があるので、早起きをして日帰りで行ってきました。

明るい公務員講座・中級編34

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第34回「職場の無駄(2)会議その2」が発行されました。前回に続き、会議の無駄についてです。
よい会議とはどのようなものか。その会議で何が決まったか1枚の紙にまとめてあれば、ひとまず合格です。それがない会議は、まあ無駄な会議でしょう。
意見が出ない会議も多いです。それは、各課で事務分掌がはっきりしているので、ほかの課の仕事に口をはさむのは、憚られるのです。参加者は「意見はあるのですが、その場では黙っていました」となります。このような会議は、開いても無駄ですね。

そして、「会議が無駄」のほかに、「会議の無駄」があります。会議の準備のために、多大な労力が費やされることです。資料作りや日程調整です。
会議で何かを決めることが目的なのに、会議に行き着くまでで「倒れてしまう」のです。皆さんも、心当たりがあると思います。

私が最も悪いと思うことは、資料作りにヘトヘトになって、しかし会議の結論を紙に残さないことです。
いえ、会議中に後ろの席で大勢の職員が、熱心にメモを取っています。しかし、それは公式な結論として使えないのです。
各人が、自分の立場と興味で書いています。書いた人によって、内容が違ってきます。また、出た発言をメモしているだけでは、結論を書き取ったことにならないのです。このような使えないメモ取りは、時間の無駄です。禁止しましょう。

今回の内容は、次の通り。
有意義な会議かどうかの判定、意見が出る会議、会議の無駄、会議資料作りの無駄、会議日程の決定の無駄。

茨城県境町職員自主勉強会

今日は、職員自主勉強会に呼ばれて、茨城県境町に行ってきました。17:45からの研修会です。75人もの職員が、終業後に集まって、話を聞いてくれました。
依頼の趣旨は、私の経験を踏まえた後輩公務員への助言です。拙著『明るい公務員講座』の記述を基本としながら、私の苦労と仕事の仕方を、お話ししました。
公務員の中でも、普通の人よりたくさんの経験をして、人一倍苦労したというのが、私の「売り」です。それを振り返り、皆さんの参考になることをお話ししました。

あまり堅苦しくなるのもいかがかと思い、笑ってもらえるように話しました(これはいつものことですが)。
皆さん熱心に1時間、居眠りもせずに聞いてくれました。終業後に研修会に集まるということだけでも、その熱心さが分かります。
早速、電子メールで、参加者の感想文を送られてきました。私の趣旨が通じているようで、うれしいです。

三井住友海上保険の退社宣言ポップ

朝日新聞夕刊「へぇな会社」8月28日は、三井住友海上火災保険の「退社時間をポップで宣言」でした。
・・・ 「お先に」の一言が言いづらい日本のカイシャ文化。三井住友海上火災保険(東京)は今年4月から「原則19時前退社」を決め、パート含む全従業員が自分が決めた退社予定時刻をポップで掲げ、みんなに「宣言」する試みを始めている。
「パソコンでスケジュールを共有したが、見るだけで終わってしまう。もっといい可視化の方法がないか考えていた」と人事部・働き方改革推進チームの荒木裕也課長(40)はそう話す。上層部には「みんなが面白く参加できる改革がやりたい」と積極的に後押しする声もあり、この方法を思いついた。
効果は抜群。みんな早く帰るようになった。お互いの予定がわかるので、仕事を頼むタイミングも考えるようになり、チームワークもよくなった・・・

・・・改革の最大の目的は仕事を効率化し生産性を高めること。早く帰ればいいという話ではない。職場によっては繁忙期もあるし、客の都合もある。制度は柔軟に運用し、必要があれば残業も認める・・・

連載「明るい公務員講座・中級編」第30回「働き方改革は仕事の改革」で、その写真を付けて紹介したものです。