福島復興施策、県民の評価

5月21日の福島民友新聞に、河村和徳・東北大学准教授が行った、県民アンケート結果が載っていました。
そこに、「県の復興策に対する総合的な評価」を問う項目があります。県民の答えは、評価するが8%、ある程度評価するが59%で、あわせると67%が評価しています。
ありがたいことです。このような難しい政策に対し、これだけ高い評価をもらうことは、珍しいでしょう。

復興フォーラムin大阪

復興庁は、「復興フォーラムin大阪」を6月11日、12日に開催します。詳しくは、「お知らせ」「チラシ」をご覧ください。
復興や防災の分野で進む民間の取組や、福島をはじめとした被災地の復興の現状や魅力をお伝えするほか、物産展も開催します。
関西でご関心のある方の、参加をお待ちしています。

原発避難指示解除、子供たちも戻りつつあります。

プレジデント・オンライン版に、近藤貴之さんの「原発25キロ圏内「ベビーラッシュ」の理由 南相馬「よつば保育園」からの報告」が載りました(5月19日付け)。
・・・私が事務長を務める「よつば保育園」は原発から約25キロの距離にあります。東日本大震災での原発事故では、保育園の周辺も「緊急避難準備区域」とされ、残って住み続けるか避難するかを自己判断で決めなければならなくなりました。事故当時は「基本的に子どもは住まないほうが望ましい」とされた地域です。
よつば保育園も一時的に休園となりましたが、原発事故の翌年2012年9月末に避難準備区域から解除され、その間に土地建物の除染は済んでいたため、まもなく再開できました。200人近くいた園児は一時20人ほどにまで減りましたが、現在は約250人にまで増え、さらに希望者がいるため待機児童が発生しています・・・

そうなんです。昨年春に保育園などを再開したときから、待機児童がでるという「うれしい悲鳴」状態なのです。全文をお読みください。
子供たちを抱えた親が戻りつつあるのですが、保育士さんが追いつかないのです。早くこの状態を解消するように、いろいろと手を打っています。

近藤さんは、南相馬市にある保育園の事務長です。アイリスオーヤマにおられて、復興を支援していただきました。このたび、会社を辞めて、実家の保育園に転職されました。きっと、これまでの知見を生かして、新しい風を吹き込んでもらえると思います。

福島のお酒、5年連続日本一

全国新酒鑑評会で、福島県が、金賞銘柄数で5年連続7度目の「日本一」になりました。「福島民友の記事」。
全国から860点の出品があり、金賞は242点で、福島県産は22銘柄です。次が、宮城で20、秋田16、山形15、新潟14の順です。
私も復興の仕事に携わってから、福島のお酒の水準の高さを知りました。飲むと確かにおいしいです。これまでは地元で飲まれていて、東京などの消費地では知られていなかったようです。
最近は、かなり知られるようになりました。もっとも、おいしい銘柄がたくさんあって、「これが福島の代表だ」と言いにくいのです。それは良いことなのですが。

風評をはねのけて、全国で売れて欲しいですね。
私も、毎晩のように、売り上げに協力しています。少量ですがね(笑い)。