日経新聞3月15日夕刊、バーバラ・ジャッジ英国経営者協会会長の「男女に能力差なし、親は女の子を励まして」から。
・・・良い教育は仕事をする上で非常に重要です。そのうえで、良いキャリアを築こうと思ったら、私は良い成績を取ることをお勧めします。
時代遅れに聞こえるかもしれません。でも就職の面接でオールAの成績表があれば、自分から「私は賢くて、勤勉です」と口に出さなくても、あなたの優れた資質を理解してもらえます・・・
・・・良いキャリアには、自分にとって「良い会社」と「良い伴侶」を選ぶことが不可欠です。良い会社選びはそう難しくありません。女性の従業員数や役員数、その会社の方針など多くの情報がウェブ上で公開されています。面接の時には、自分は熱心に働くし、子供を持った後も働き続けたいと伝え、その環境があるか確認、交渉することが必要です。
伴侶選びは、会社選びよりも、ずっと難しいですね。長く働き続けたいけれどどう思うか、などたくさん質問をして、彼の反応をよく観察することをお勧めします。「君はかわいいね」だけでなく、お互いサポートし合っていこうという姿勢があるか、時間をかけて確認するのがよいでしょう・・・
・・・ビジネスパーソンとして服装や身だしなみに気を配ることはとても大切です。男性でもそうですが、女性は特にそうです。相手の言うことを信頼するかどうかは、話の内容より、話者の見た目と声のトーンに大きく影響されるという説がありますが、その通りと思います。
私は保守的な服装ですが、ミニスカートをはきたいときだってあります。でも毎朝、襟の高いシャツとジャケットを着て、髪をまとめます。私にとって、こうした服や髪形は、ビジネスの場で戦うための「武器」のようなものです。きちんと、そして力強く見えますよね。そう見えたら、話にも説得力が出ます・・・人の印象は最初の一瞬で決まり、その後大きく変化はしません。女性は男性に比べ自信を持ちにくいといわれますが、役職とその場に合った格好をすることは、時に大きな自信にもつながります・・・
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