2月の花

寒い日と暖かい日が繰り返されています。でも、徐々に春が近づいていますね。お向かいのSさん宅、ご近所のHさん宅(ともに広い庭があります)の紅白の梅が満開です。わが家の椿も、ぼつぼつと花を咲かせています。
ただし、昨年夏に刈り込みすぎたので、花が鈴なりという状態にはなりません。もともと華やかでない種類を植えたので、こんなものでしょう。キョーコさんには、「あなたにしては、さみしい花を選んだわね」と言われています。
でも、徐々につぼみが膨らみ、赤さが増します。そして開いたときには、白い縁取りがあります。きれいなものです。華やかばかりが、花ではありません。私のお気に入りです。

『明るい公務員講座』

 

新著『明るい公務員講座』(2017年、時事通信社)
時事通信社アマゾン紀伊國屋ジュンク堂

連載していた「明るい公務員講座」(初級編)が、単行本になりました。
連載した35回分のうち21回分を、6つの章に再構成しました。文章も磨き上げました。読みやすいように分量を絞り、246ページです。税抜きで1,500円に抑えました。
わかりやすいイラストも入れてもらいました。この画像の下部(帯)についている絵(職員Aの後ろにA’が立って、Aをつついている図)も、出色です。見ると笑いながら、何を意味しているかがすぐにわかります。
公務員の学習参考書です。連載を読んでいただいた方にも手元に置いていただき、まだ読んでいない職員や新採職員にも勧めてください。
補足説明へ 時事ドットコム「明るい仕事講座
第2弾『明るい公務員講座 仕事の達人編

「はじめに」から
・・・どこの職場でも、部下の悩みと上司の悩みは尽きません。「この仕事をどう片付けたらよいのだろう」とか「うちの上司は××で困る」とか。しかし、本人にとって「大事件」であっても、経験者から見ると、案外簡単なことで悩んでいる場合が多いのです。私たちは、「人類史上初の大事件」には、そうたびたびは出会いません。
昭和53(1978)年に公務員になって以来、私も皆さんと同じように、いろいろな悩みに直面しました。しかし、それを乗り越えることで、一つずつ学習しました。また上司として、部下がつまらないことで悩んでいるのを知りました。そしてある段階で気付きました、「な〜んだ、みんな同じようなことで悩んでいるんだ」と・・・この本では、これまで活字にはならなかった、また教えてもらえなかった「仕事を楽に進める方法」をお教えします・・・

目次
第1章 楽しく仕事をしよう
第1講 明るくやろう 第2講 一人で悩むな、抱えるな 第3講 実は人間関係に悩んでいる
第2章 時間と仕事の管理術
第4講 一日の計は前日にあり 第5講 ドタバタするより工程表 第6講 正しい会議の開き方
第3章 学校では教えてもらえない書類作成法
第7講 相手に伝わる説明の仕方 第8講 報告を上げる三つの準備 第9講 説明資料の作り方 第10講 読んでもらえる文章
第4章 楽々資料整理術
第11講 書類の山に埋もれるな 第12講 紙資料の分類と保管 第13講 電子データの分類と保管
第5章 よい評価をもらおう
第14講 有能な職員への近道 第15講 公務員はサービス業 第16講 服装で自分を良く売ろう 第17講 お願い、お礼、お詫び 第18講 所作が人格をつくる
第6章 あなたがつくるあなたの人生
第19講 清く明るく美しく 第20講 習慣は変えることができる 第21講 公務員は天職だ

新著の反応

新刊『明るい公務員講座』、まだ本屋に並んでいないのに、もう買ってくださった方がいます。アマゾンでだそうです。その方たちからの反応です。
・表紙が軽やかですね。これまでの全勝さんの本とは違いますね。
→ええ、そうなのです。私の趣味とは違うのですが、出版社のプロたちの選択です。
・書かれていることが、書店に並んでいるビジネス書よりもシンプルで、読みやすく勉強になります。
→ありがとうございます。それを狙ったのです。
・20代の若手職員より、中堅職員に読ませたいです。部下が何に悩んでいるかを、知ってもらいたいです。
→そうですね。若手職員は職場の教科書として、中堅職員は復習と部下指導の参考書として使ってください。
・活字が大きくて読みやすいです。挿絵も面白いです。
→ありがとうございます。

お読みになって感想があれば、お知らせください。このホームページ右上につけてある「お問い合わせ」(電子メール)を使ってください。
読者の反応3

融けた核燃料の処理

2月19日の朝日新聞が、福島第一原発2号機の格納容器の調査を詳しく取り上げていました。本文を読んでいただくとして、竹内敬二記者の「視点」から。
・・・これから、溶けた核燃料との長い闘いが始まる。
同様の例は1986年に爆発事故を起こした旧ソ連チェルノブイリ原発しかない。原子炉底部に核燃料が丸くかたまった「ゾウの足」がある。昨年、その原子炉全体を包む新シェルターができた。事故後30年でようやく完全な封じ込めが完成した。核燃料の処理は「50年くらいたってから考える。放射能も下がるし」という。百年作業なのだ。
福島に並ぶ炉心溶融した三つの原発は、「日本では過酷事故が起きない」という安全神話の帰結だ。
事故処理を通じて、私たちは原発への正しい恐れを身につけ、安全神話を消さなければならない。
しかし、東電は、2021年に「燃料取り出し」を始めるという。実際には核燃料をどう管理して、どこに運ぶかさえも決まっていない。無理だといわざるを得ない。
事故処理や費用では、しばしば楽観的な数字、スケジュールが示される。後に、小刻みに数字が変わる。早く終えたいのだろうが、廃炉の難しさについての誤ったメッセージになりかねない・・・

旅行収支の黒字

2月8日に財務省が発表した2016年の国際収支。経常収支が過去2番目の黒字になり、大震災以来赤字が続いていた貿易収支も黒字になりました。ここで紹介するのは、その中でも、「旅行収支」です。
旅行収支は、訪日外国人が日本で使ったお金と、日本の海外旅行者が国外で使ったお金の差し引きです。これが、2015年に半世紀ぶりに黒字になり、2016年もさらに大きくなりました。1兆3千億円の黒字です。もちろん、訪日外国人が2千万人を超え過去最高になったことと、「爆買い」によるものでしょう。
インターネットで検索すると、過去の変化をグラフにしているものがありました。それを見ると、旅行収支が急速に良くなっているとともに、出国日本人数が1990年頃までに増加し、その後訪日外国人数が激増しています。日本が経済成長し海外旅行に行くようになったこと、近年そしてアジア各国が経済成長して日本を訪れるようになったことが、よくわかります。

世界の観光客にとって、日本はまだまだ魅力ある国だと思います。そして、アジアには10億を超える民がいて、これから経済発展するのです。期待できますね。