福島復興局のホームページに、「 復興のパイオニア」という欄があります。現場で復興に尽くしておられる方の紹介です。今回は女性ばかり10人です。
役所のホームページは、制度の紹介や数字の公表が多く、「無味乾燥」なことが多いです。このような、具体事例、人の活動の紹介は、珍しいでしょう。でも、これなら一般の方にも読んでもらえますよね。
NPOや復興支援員の方が多いです。本来行政が行うべき分野なら、行政かその委託を受けた企業が執行しています。行政が取り組みにくい分野で、活動しておられるのです。
すべてを行政が行う、その反対側にすべてを民間(企業や篤志家)に任せるという「二分論」ではなく、その中間があっておかしくないと思います。行政ができる支援は、財政支援だけでなく、情報の提供、「行政のお墨付き」と言った支援もあります。
復興庁のホームページで紹介することも、その一つだと思います。これまでだと、役人は、「公平性は保たれるのか」「どのような基準で選んだのか」と質問されるのが嫌で、このようなことには取り組みませんでした。従来の「行政の枠」にとらわれることなく、職員たちは、いろいろなことに挑戦してくれています。