ホームページで、表を作ることに成功しました。ホームページ作成ソフトによって、表の作成方法が違うのです。今回も、社長にお願いしました。
「キリ番ゲットの記録」の表です。過去の分も一緒に変えれば良いのですが、リンクを張り直すとか面倒なのです。よって、別表を追加することにしました。
このホームページ自体が、つぎはぎの歴史なのです。作成ソフトも、初代「サクサク君」から始まり、「ニンジャ」(今はもう売っていません)、「ホームページビルダー」、そして現在の「WordPress」です。15年も使っているのですから、自動車だって乗り換えますわね。
月別アーカイブ: 2016年12月
復興の状況、平成28年12月現在
復興の状況が数字で分かる最も簡単な資料「道のりと見通し」の12月版ができました。担当職員から、報告がありました。ご利用ください。
見ていただくと分かりますが、高台移転は57%、公営住宅は74%が完成しています。着実に進んでいます。ただし、まだ13万人の方が避難しておられます。「現状と取り組みのページ」。
林・前駐英大使の新著
林景一・前駐英大使が、『イギリスは明日もしたたか』(2016年、悟空出版)を出版されました。
イギリスは、今年6月の国民投票で、EUからの離脱を決めました。今年の驚きの国際ニュースの一つでしょう。もう一つは、トランプ大統領候補の当選です。
林大使は、2011年から今年まで、5年間にわたって駐英大使を務められました。その視点からの分析です。イギリスのEU離脱の意味、なぜそうなったか、イギリス人はどう考えているか、この後どのようになるのかといった、イギリスのこれまでとこれからのほか、現在の国際関係が鳥瞰されています。アメリカ、ドイツ、ロシア、中国など。
イギリスの国民投票とトランプ候補の当選は、事前予想を裏切る結果で、識者には大きな驚きです。その共通の原因として、国民の国際化への反発、移民への反発、エリートへの反発などが挙げられていますが、イギリスとアメリカでは、意味合いがかなり違うようです。イギリスでは、必ずしも国際化への反発ではなく、EUによって「主権が侵される」ことへの反発が大きいようです。もともと、統一通貨ユーロには入っていないのです。
この本は、話し口調で書かれているので、読みやすくわかりやすいです。しかし、世界を見渡しかつ歴史から説き明かす内容は、深いものがあります。著者の学識ならではです。紀伊国屋新宿本店でも、新書のコーナーに平積みされていました。
私が総理秘書官を勤めていたとき、林先輩は内閣官房副長官補(外政担当)で、ご指導をいただきました。私の帽子のお師匠さんでもあります。イギリス紳士然として、格好良いのです。ちなみに、本の帯に顔写真が写っています(帽子はかぶっておられません)が、「福島民報社提供」とあります。イギリスのウイリアム王子が福島を訪問されたときに、同行されたときの写真でしょうかね。
明るい公務員講座・中級編10
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第10回「交渉(1)庁内での交渉―論点整理」が発行されました。課の外との関係は、課長の重要な仕事です。庁内他部局、庁外関係者、住民、マスコミなど。仕事を進める際の交渉や、仕事を理解してもらうための発信など。
私は、「課の仕事の管理」「部下の指導」とあわせて「外との交渉」の3つが、課長の基礎科目だと考えています。今回の内容は、次の通り。
部下の交渉の支援、論点整理、着地点を探す、熱くなってはいけません。
交渉の話は、今回の「庁内での交渉―論点整理」に続き、「庁内での交渉―合意の術」「外との付き合い―庁外関係者」「外との付き合い―嫌な仕事」と続きます。なかなか他では教えてもらえない事柄です。乞うご期待。「部下の指導」は、交渉の項が終わってからお教えします。
復興庁平成29年度予算案
12月22日に、新年度予算案が決まりました。「復興庁ホームページ」、「4分野のポイント」。
復興庁予算は1兆8千億円と、今年度当初予算(2兆4千億円)と比べ、6千億円減っています。これは、これまで大きな割合を占めていた災害復旧工事と除染事業が減ったからです。概要の3ページをご覧ください。6年経って、これら工事がピークを越えました。そして、予算総額の半分0.9兆円が、福島の原発からの復興になっています(概要の12ページ)。
予算からも、復興の進捗状況が見えます。津波からの復旧が順次完成しつつある一方で、福島の復興はまだまだです。
進捗に従って、新たな課題が見えてきます。そこに力を入れます。「新たな課題への対応」に、整理してあります。またその2ページ目に、原発被災地域の復興支援を見やすく整理してあります。わかりやすい資料です。ご覧ください。
復興庁は、仕事も予算も、「前年通り」が通用しません。予算も、増えることが善ではなく、一日も早く完成して、地元の人に喜んでもらうことが良いのです。