岩手県沿岸部復興状況視察

一昨日昨日とこのホームページで「実況中継」したように、2泊3日で岩手県沿岸部に復興状況の視察に行ってきました。今日は、釜石市から大船渡市と陸前高田市を見てきました。大船渡市では、昨年まち開きに呼ばれて行った駅周辺の工事がさらに進んでいました。大きなスーパーマーケットもできています。陸前高田市でも、市庁舎隣の大規模な公営住宅が完成し、入居が進んでいます。町の真ん中は、土地のかさ上げが進み、拠点となるスーパーマーケットの建築が始まりました。

多くの地域は1年ぶりの視察でした。2年ぶりとかの場所もあります。着実に工事が進んでいます。関係者の皆さんに、感謝します。現地をご覧になった方ならわかるでしょうが、大変な大工事です。もちろん、被害が大きかった地区では、まだ工事がこれからのところもあります。地権者の同意が得られず難航しているところや、工事に手間取っているところも。しかし、最も重要な「住まいの確保」は、多くの地域で完成しつつあり、あと2年でおおかたが完成します。すると次の課題は、コミュニティを再建することと、産業を再生することです。

自治体の方々も、いくつも苦労話を交えつつ、自信を持っておられます。住宅以外にも、商店が再開したり、学校が再建されたり。新しい町が、目に見えつつあるのです。顔が明るいですよね。顔なじみの皆さんから、「また、見に来てくださいよ。来年には立派な町ができていますから」と言われ、「また来ます」とお約束して帰ってきました。2泊3日、早朝から日暮れまで車に揺られっぱなしは、少々疲れました。何度も行ったことのある、土地勘のある場所ばかりなのですがね。