今日は、宮古市から南下して、山田町、大槌町、釜石市へ。宮古市田老地区では、高台移転地区の住宅建設がほぼ完成していました。宅地造成時点ではと、ても高いところだと心配していましたが、家が建つとそうでもなかったです。バスも1時間に1台は通っています。おばあさんたちが、バスを待っていました。
山田町と大槌町は、町の中心部が壊滅的な被害を受けました。高台移転工事が進むとともに、中心部の土地区画整理事業が進んでます。スパーマーケットが開店し、住宅が建ち始めています。あと1年~2年もたつと、鉄道の駅などもでき、家も建ち並んで町らしくなるでしょう。
発災から5年半がたちました。工事だけなら、もっと早くできたでしょう。しかし、町役場は、当初は被災者支援に全力を挙げ、仮設住宅建設を急ぎました。それから、住民と対話を重ねて、まちづくりの計画を作りました。そして、土地を買収しなければなりませんでした。残念ながら、すべての関係者が直ちに同意してくれたわけでなく、同意をいただくために結構な時間がかかりました。同意してもらえず、仕方なく計画を変更した地区もあります。そのような努力を重ねて、まちづくりの事業が進んでいます。