イタリアのテレビニュースに出ました

6日火曜日に、イタリア下院議長を被災地に案内しました。その様子がイタリアのテレビに出たと、イタリア大使館から連絡がありました。残念ながらイタリア語はわかりませんが、映像は私だとわかります。
議長は女性なので、イタリア男性に負けないように、おしゃれをしたつもりです(笑い)。「上着の生地はイタリア製です」と言おうかと思ったのですが。とても暑い日でしたが、ネクタイもしました。
ところが、議長のお供をしてきた男性諸氏は、誰も帽子をかぶっていません。紺のスーツだし。同行記者以外はネクタイをしていて、「暑くないですか」と聞いたら、「イタリアには、クールビズはないのです。議長のお供なのでネクタイをしています」とのことでした。

経団連の福島視察

今日は、経団連の榊原会長ほか幹部の方々と、福島第一原発を視察してきました。経団連は定期的に、被災地を視察してくださっています。私の役割は、バスの車中で、復興の現状と課題を説明することです。経済界のリーダーたちに、復興の理解を深めていただくことは、重要なことです。ありがとうございます。原発被災地でも避難指示が順次解除され、復興が始まっていることを説明しました。
また、経団連は、2020年の東京オリンピックに向けて、「オリンピック・パラリンピック等経済界協議会」をつくり、東北の復興に協力してくださっています。実は昨日7日に、内堀福島県知事に活動の状況を報告し、さらなる連携をお願いしたところです。

帰還困難区域の扱い

朝日新聞9月5日の社説は、「帰還困難区域 「復興拠点」が問われる」でした。適確に事実と課題を書いていただきました。ありがとうございます。
この地域は放射線量が高く、帰還が困難と判断した地域です。財物については100%の全損補償をし、故郷喪失分を含めた精神賠償を払いました。4人家族だと平均で、1億6千万円です。もちろん、住み慣れた家と故郷を追われることに対し、お金では補えません。
5年が経って放射線量が低下した地区もあり、そこから帰還できるように拠点をつくろうというのが、今回の方針です。「全面解除すれば良い」という意見もありますが、それにはかなりの時間がかかります。すると、帰還は先延ばしすることになります。帰ることができる地域から進めるのか、みんなでまだまだ待つのか。
全員が直ちに満足できない場合に、どのように進めるか。その一つの回答が、今回の方針です。

明るい公務員講座第34回

連載「明るい公務員講座」第34回、「人生は最大の企画」が発行されました。第2章第4節「人生に貴賤はある」の第7回目です。
あなたにとっても、わたしにとっても、人生は一回きりのドラマ(劇)です。事前にシナリオ(台本)はありません。毎日の仕事と生活で、その劇を作っていきます。意識しなくても、時間は過ぎていきます。しかし、自分の人生を満足できるものにするには、それなりの目標と努力が必要です。今回の内容は、次の通り。
40歳は折り返し、我が人生を企画する、あなたがつくるあなたの人生、時間をつくる、時間泥棒に注意、スマホは危険、人生は人それぞれ。
さて、昨年11月から始めたこの連載ですが、これで34回。次回で、初級編が完結します。

成功して得たもの失ったもの

朝日新聞9月5日経済面「トヨタ自動車 ベンチャー精神、原点回帰」、豊田章男・トヨタ社長の発言から。
・・・たとえば販売店の経営者の3代目、4代目の方に、「1代目の方がトヨタの販売店をやるときに、何がなくて、何がありましたか」とうかがうと、「あったのは夢と情熱です。それと借金。なかったのは信頼、お客様だったと思います」と。そして今あるのは信頼、実績で、借金もない。なくなったのは夢と情熱なんですね・・・