明るい公務員講座第35回、完

連載「明るい公務員講座」第35回、「人生は自己実現」が発行されました。第2章第4節「人生に貴賤はある」の第8回目です。
明るく楽しく仕事をする術を、10か月にわたってお教えしました。しかし、人生は、思うようにはいかないものです。失敗もあるし、不運もあります。でも、与えられた条件(例えば職場での仕事)、自分が選んだ条件(例えば結婚した連れ合い)の下で、満足が得られるような努力をしなければなりません。努力なくして、満足は得られません。
何人かの読者から、感想をいただきました。「今回は、熱がこもっていましたね」とか。今回の内容は、次の通り。
迷い道が人生だ、失敗が人を育てる、行動が信念と人生をつくる、努力と誠実、人生の目標、評価者はあなた。

さて、これで初級編は完結です。昨年の11月から、35回の連載になりました。こんなに続くとは、予想していなかったのですが。書き出すと、いろいろ書きたいことが出てきました。それでも、「あれを書き忘れたなあ」という項目もあります。それは、単行本にする際に、加筆しましょう。
皆さんは、どう感じられたでしょうか。知っていることの再確認であっても、それなりの意味があったと思います。「な~んだ、みんな同じことを考えているんだ」と。自信を持ってください。また、知らないことが書いてあったら、参考にしてください。
引き続き、管理職の心得を、「中級編」として連載する予定です。執筆が進んでいなくて、困っています。昼も夜も、休日も忙しくて時間がとれないこと、構成に悩んでいること、右筆と意見が違って内容が確定しないこと(苦笑)などです。(2016年9月14日)
活字になったページを切り取って保管してあるのですが、通しページは127ページにもなりました。

困った、ホームページサービス終了

ニフティ(このホームページを載せている会社)から、「9月29日でこのサービスを終了します。引き続き載せたいなら、移行手続きをしなさい」という通知が来ました。以前から来ていたらしいのですが、私のホームページがそれに該当するとは考えてもいませんでした。何度も通知が来るので、私のホームページも該当するとわかりました。
「え、なんでやねん」です。
さて、問題はその移行作業が、おじさんには少々やっかいなのです。ニフティのホームページで解説してあるのですが。近いうちに、挑戦してみます。成功すると、「移転しました」と表示されるはずです・・・。

仙台市で対談。コミュニティ再建

今日9月15日は、仙台の東北学院大学で「自治会とその周辺を舞台とした女性の役割」に登壇しました。災害復興公営住宅におけるコミュニティづくりの課題と対処策を議論しました。トヨタ財団が支援し、被災地で活躍しているNPOなどが事例を発表し、そのあと、私と本間照雄・東北学院大学教授、本多史朗・トヨタ財団プログラムオフィサーとで対談しました。お二人とも、現地に入り実態をよくご存じです。
コミュニティの再建は、今回の大震災でその重要性を認識し、復興の3本柱の一つに位置づけました「復興がつくった新しい行政」。
しかし、これまでに経験のないことです。行政が補助金でつくることはできません。住民が主体で、かつ継続が必要です。しかし、何もしないでおくと、いつまで経ってもできません。外から入ってどのような支援をするか、そしてどのように手を引いて自立してもらうか。国にも研究者にも、良い知恵はありません。
現地からの報告は、まさに手探りで、それぞれにご苦労があり、貴重なものでした。参加者は約60人。私にとっても、参加者にとっても、勉強になりました。
現地で活動しているNPO、それを支援してもらっているトヨタ財団、またこのような機会を作ってくださった関係者に、お礼を申し上げます。

東電職員の努力

東京電力の社員が、福島の被災地で汗を流しています。第一原発の廃炉作業でなく、周辺の被災地の復興のためです。9月11日の毎日新聞が、詳しく報道しています。「東電3万人余の償い」。
避難者の家の片付けの手伝い、お墓の清掃など、まさに地べたを這うような作業です。
被災住民からすると、東電は大事故を起こした加害者であり、東電社員はその一員です。東電社員を見る目には、厳しいものがあります。
東電社員からすると、このような清掃作業をするために東電に就職したわけではありません。賠償など法的責任だけでなく、このような「お手伝い」「地域作業」によって、道義的責任を果たそうとしているのです。
会社としての責任、事故を起こしたあるいは防げなかった担当職員の責任は、はっきりしています。そのほかの社員は、直接は事故に関与していません。その会社の職員であるという責任。難しいものがあります。
記事は、長文にわたる現場からの報告です。お読みください。