東京電力の社員が、福島の被災地で汗を流しています。第一原発の廃炉作業でなく、周辺の被災地の復興のためです。9月11日の毎日新聞が、詳しく報道しています。「東電3万人余の償い」。
避難者の家の片付けの手伝い、お墓の清掃など、まさに地べたを這うような作業です。
被災住民からすると、東電は大事故を起こした加害者であり、東電社員はその一員です。東電社員を見る目には、厳しいものがあります。
東電社員からすると、このような清掃作業をするために東電に就職したわけではありません。賠償など法的責任だけでなく、このような「お手伝い」「地域作業」によって、道義的責任を果たそうとしているのです。
会社としての責任、事故を起こしたあるいは防げなかった担当職員の責任は、はっきりしています。そのほかの社員は、直接は事故に関与していません。その会社の職員であるという責任。難しいものがあります。
記事は、長文にわたる現場からの報告です。お読みください。