五百旗頭真先生が、「大災害の時代」(2016年、毎日新聞出版)を、出版されました。毎日新聞に4年間にわたって連載された文章を、まとめたものです。このホームページでも、新聞に載った際に紹介してきました。先生は、阪神・淡路大震災、東日本大震災、そして今度の熊本地震と、3つの大きな震災に、有識者の立場、審議会の会長として参画してこられました。
・・・それぞれの地震を起こしたメカニズムは何か、人々は予期し備えていたか、地震は複合災害化したか、犠牲の特徴は何か、被災者は何に苦しんだか、社会はどう対応したか、政治は何ができ何ができなかったか、そうした検証を通して、来たるべき大災害への備えについて提案しています・・・(先生の挨拶文から引用しました)
現場の状況と行政の対応について検証、現場と理論の両方を踏まえた提言、そして歴史的な分析。大変な力作です。お薦めです。
先生には、復興推進委員会委員長としてだけでなく、さまざまにご指導を賜りました。ありがとうございます。