歴史は読むものか、つくるものか

昨日ホームページを書いているときに、うろ覚えだった「I Want YOU for U.S. Army」を確認しました。私は、あのアンクルサムの絵とともに、「US wants you」と覚えていたのです。でも、それでインターネットで検索したら、ちゃんとたどり着きました。便利なものですね。
そのときに、第一次世界大戦の際に、フラッグが作った、海軍の募集ポスターも見つけました。そこには、次の言葉が書いてあります。
The Navy Needs You! Don’t Read American History, Make It!
海軍は君を求めている!アメリカの歴史なんか読まず、歴史を作れ!)
私たちが取り組んでいるのは、千年に一度の大災害。その復興に参加することは、まさに歴史を作っているのです。見ているだけではダメです。また、前例通りにやっていても、歴史を作っていることにはなりません。

被災自治体の職員採用

今日は、被災3県任期付職員採用試験合同説明会に行って、挨拶をしてきました。「被災地は、皆さんを必要としています。皆さんを待っています」と。(参考、「I Want YOU for U.S. Army」のポスター。ウイキペディア
被災地では、まだまだ復興事業が続いていて、職員が不足しています。被災していない自治体から、2千人を超える職員が応援に来ています。被災県や市町村も職員を採用しているのですが、まだ足りないのです。そこで、東京でも職員募集をしています。今日は、東京都のご協力で都庁のホールを借りて、3県合同の説明会をしました。募集の概要
NHKの19時のニュースでも、取り上げてもらいました。冒頭、挨拶をしている私も映っています。よもや全国ニュースになるとは、思ってもいませんでした。
と書いたら、「21時のニュースでも映っていたよ」と、お便りをもらいました。
関心が薄れる中、私たちが広報するより、はるかに効果があります。ありがとうございます。これを見て、応募してくださる人が増えればよいのですが。
3県がそれぞれ説明をしました。福島県の説明が、すばらしかったです。最初に福島の魅力を説明した後、既に働いている任期付き職員の写真を写します。そしてその一人が登場して、経験談を話してくれるのです。これは効果的です。採用する人事課が話すより、既に働いている先輩の話は、応募者が心配しているであろうことに答える話です。私も聞いていて、納得しました。

熊本地震、支援企業と現地をつなぐ

日本財団が、熊本地震の復興支援に関心を寄せている企業を対象とした、支援説明会を開いてくださいました。「どうすれば支援活動できるのかわからない」「本業を活かした支援を行いたいが被災地のニーズに合っているかわからない」といった企業の疑問に応えるためです。「その状況報告
ご関心ある企業は、これからでも、日本財団にお問い合わせください。

同盟の力

読売新聞5月29日の「地球を読む」、アメリカの政治学者、ジョセフ・ナイ氏の「同盟関係こそ力の根源」から。
・・・米国には「過去の支配的な諸大国」と異なる特徴がある、と言うのは英国の戦略研究家ローレンス・フリードマン氏だ。その違いを「米国の力の基盤が植民地支配でなく同盟関係にあること」と指摘する。同盟関係が資産なのと対照的に、植民地支配は負債となる・・・
・・・今後米国はますます多くの新たな超国家的問題に直面するだろう。その際求められるのは、米国の力を他国に「対して」だけでなく、他国と「共に」行使することだ。世界が一段と複雑化している中では、他国と最も連携している国こそが最も強い国になる。国務省政策企画室長を務めたアン・マリー・スローター氏が「外交とは社会資本であり、国の外交的接触の濃度と広がりに依拠している」と指摘したとおりだ・・・

経済同友会70周年、2

経済同友会の広報誌「経済同友」5月号が発行されました。今号は、創立70周年記念です。前にも紹介したように、企業人が、財界活動を通じて、自社や産業だけでなく経済、社会、政治に関心を持ち、オピニオンリーダーになっていただくことは、ありがたいことです(2016年5月7日)。5月号には、これまでの活動実績が簡単な年表で載っています。日本経済の発展の軌跡と、その時々の経済活動の論点が、わかります。
ところで、会員懇談会の写真に、不肖私めも載っています。長谷川・前代表幹事と談笑しているところです(p13)。長谷川さんには、復興に関して大変お世話になりました。