今日、辞令をいただき、事務次官を退任しました。また、内閣官房参与の辞令をいただき、福島復興再生総局事務局長に就任しました。民間人であり、非常勤の国家公務員です。勤務としては、週の半分を福島で、残りを東京で働くようです。空いた時間で、ほかの仕事に就くこと(兼業)もできます。
昭和53年4月に自治省に採用されてから、38年あまりの公務員人生でした。
未来はわからないものです。自分の人生も。よもや、復興庁の事務次官になるとも、総理大臣秘書官になるとも、予想していませんでした。
もちろん、いずれの仕事も、国家公務員の範囲内なので、そんなに驚くことではありません。また、それまでの私の経験を生かすことができたので、「図らずも」とか「青天の霹靂」ではありません。そのようなことでは、私を選んでくださった上司や、仕事の相手となった国民の皆さんに失礼です。いつも、「私以上にこの仕事ができる奴はいない」という思いで、仕事に取り組んできました。さまざまな活躍の場を与えてくださった神様に、感謝します。
私が公務員になって目指したのは、行政のプロです。そして、日本をよくするために、官僚の力量を発揮することでした。いくつも、これまでにない仕事をさせてもらい、新しいことに挑戦しました。「前例通りにする公務員」ではなく、「新しいことをする官僚」を目指していた私としては、ありがたいことです。指導してくださった先輩たち、応援してくださった皆さん、支えてくれた同僚たちに、感謝します。
振り返って、思うことはたくさんあるので、順次このホームページでも書いていきましょう。