覚えておられますか、2014年12月にJR東が売り出した、東京駅記念スイカ。希望者が殺到して、窓口売り出しを停止しました。その後、ホームページや郵送で受け付け、全員に販売することにしました。このホームページでも、その混乱ぶりと売れ行きを紹介しました(2015年2月4日)。
今日5月9日の日経新聞夕刊に、その結果が載っていました。1万5千枚の予定が、427万6千枚売れたとのことです。すべての発送を終えたのは、今年の3月とのこと。値段は1枚2千円。かけ算してみてください。世の中には、まだまだ売れるモノがあります。
月別アーカイブ: 2016年5月
大型連休、3
大型連休も、終わりました。この間、各地は天候にも恵まれたようです。皆さんお出かけになったでしょうか、ゆっくりとお休みになれたでしょうか。熊本の被災地では、なお余震が続いているようです。早くおちついて、安心して本格復旧に入れると良いのですが。
私も、旅行、孫のお相手、原稿書きと、あっという間に過ぎてしまいました。それぞれに、そこそこの疲労を残しつつ(苦笑)。明日から、また頑張りましょう。
経済同友会70周年
経済同友会が、70年を迎えました。
「企業経営者が個人として参加し、自由社会における経済社会の牽引役であるという自覚と連帯の下に、一企業や特定業種の利害を超えた幅広い先見的な視野から、変転きわまりない国内外の経済社会の諸問題について考え、議論していくところが、経済同友会最大の特色です」(経済同友会とは)。 さまざまな分野で、提言をしています。昨年度の提言一覧。
企業人が、このような財界活動を通じて、自社や産業だけでなく経済、社会、政治に関心を持ち、オピニオンリーダーになっていただくことは、ありがたいことです。
小林喜光・代表幹事の「所見」から。
・・・この激変期を上手く乗り越えられるかは、第1にリアルとバーチャル、第2に付加価値と効用、第3に個と集団という関係性の変化を的確に捉えて、我々が目指す社会の姿に道筋をつけられるかにかかっていると思います・・・
・・・第1は、モノに代表されるリアルな「重さのある経済」とネットに代表されるバーチャルな「重さのない経済」の関係性です。これは私がよく用いる表現ですが、改めて、簡単にその概念をご説明いたします。
日本経済は製造業を起点に明治以来ここまで発展してきた訳ですが、今後は日本経済ばかりでなくグローバル経済でも、付加価値の比重はモノからサイバーに移行していくと考えています。モノの時代でも付加価値は、トン、キログラム、グラム、ミリグラム、マイクログラムへと軽量化の方向にシフトしてまいりました。サイバー空間の時代には重さの無い情報が付加価値を生むことは、皆様も日々のビジネスの場面で感じていると思います・・・
・・・第2は、成熟経済下で顕著になる経済活動の本質となる部分で、付加価値と効用の関係性です。一般的に、付加価値は企業等が生産過程で生み出した価値であり、効用は人々が商品・サービスを消費する際に得られる満足の度合い、あるいは使用価値と理解されています。
そこで過去と未来を考えてみたいと思います。主要な経済統計であるGDPは、付加価値の総和です。これは物質的に充足することで人々が幸福と感じる状態では、適切な尺度でした。しかし、物質的に満たされた状態、イノベーションの加速でより良い商品・サービスがより安価で、次々に供給される状況では、GDPだけではなく効用というメトリック、すなわち測定基準がなければ、経済の実態を把握することができなくなっています・・・
復興庁の引っ越し
今日は連休の谷間。連休中に事務所が引っ越したので、新しい仕事場に出勤して、荷物の荷ほどきをしました。といっても、そんなにたくさんの荷物ではないので、すぐに片付きました。机やパソコンなどは、業者と職員が運んで据え付けてくれてあったので、直ちに使うことができました。ありがとう。机や棚の配置が変わったので、少し使い勝手が悪いです。もっとも、すぐに慣れるでしょう。
三会堂では、次官室や統括官室の前に職員たちの執務机が並んでいたのですが、新しい事務所では次官室・統括官室と職員たちとは、少し離れています。官庁らしくなったということでしょうか。職員にとっては、しょっちゅう次官がやってくるより、落ち着きますかね(苦笑)。
新しい執務室は、4号館(財務省の裏、法制局が入っているビル)です。窓からは、国会議事堂が見えます。10年前に、内閣府官房審議官(経済財政担当)の時に、このビルで2年勤めたのですが、記憶が薄いです。冬、窓際が寒くて、机を動かした記憶があります。
岩手県、復興意識調査
岩手県が、復興に関する県民意識調査を、毎年1回実施しています。平成28年1月~2月に実施した結果が、発表されました。
それによると、県全体の復旧・復興の実感について「遅れている、やや遅れている」は47%で、昨年の54%から7ポイント減り、半数を割りました。25年は72%でしたから、かなり減少しています。他方で、「進んでいる、やや進んでいる」は25%で、昨年の21%から上昇しています。
地域別では、「遅れている、やや遅れている」は、沿岸北部が31%、沿岸南部が48%で、被害の大きさに比例しています。もっとも、内陸部は被害が少なかったのに、48%です。