連載「明るい公務員講座」を読んだ、ある県庁幹部から、次のような便りが来ました。一部改変して紹介します。でも、わかる人が読んだら、誰かわかるわなあ。
・・・今朝、地方行政3月28日号を読みました。
「消極的権限争い」の記述がありましたが、岡本部長に係長としてお仕えしていた時のことを思い出しました。議会質問に関して2つの部で譲り合い(押し付け合い)をしていたのを岡本部長が目にして、「総務部長が答弁してやるから、あんたが書け!(飲みに行くから18時まで)」と命じられました。全く権限外の質問について、総務部長答弁を作成したことがありました(2回も!)。ご記憶ありませんか?
いま私も、部内各課長に「質問の内容が少しでも所掌事務に触っていたら、他部局に振るなど逃げたりしないで、速やかに書いて早く帰ろう」と呼びかけています。
最初は各課の部下から不満が出たようですが、自分のところででストーリーを考えて、他部局から資料を集めて、さっさと答弁を書いてきてくれます。所管争いという余計なエネルギーを使わずに早めに答弁作成が済み、また、他部局の事業との関係も自分で勉強できたので、結果的には好評だったようです・・・
へえ、そんなことをしていたんですね。ところで、「飲みに行くから18時まで」というのは、余計というか、これも今と同じことを言っていたようです。笑い。