朝日新聞2月20日別刷りbe「フロントランナー」、アメリカ大統領報道官のジョシュ・アーネスト氏のインタビューから。
「世界中の出来事に毎日答える、米国の大統領報道官というのは、世界で最も忙しい仕事なのではないでしょうか。どんな一日を送っているのですか」という問に。
・・・朝は5時半ごろに起き、iPadや携帯端末の「ブラックベリー」などに目を通しながら支度をして、7時~7時15分の間にはオフィスに到着するようにしています。ホワイトハウスの高官が集う最初の会議は8時15分から始まるので、それまでに1時間はさまざまなものを読むようにしています。大統領報道官としての最大の課題は、世界や米国内、そして政界で起こっているすべてのことを知り、朝のうちのできるだけ早くすべての情報を吸収することです。
執務室には、ウォールストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストの新聞紙面が届くので、何が1面に掲載されているのか目を通します。どのようなことがどう優先順位をつけられているのかを理解するうえで役立ちます。
8時15分以降のさまざまな会議は、安全保障、経済、政治などさまざまな分野で起こっていることをそれぞれの高官たちに聞いて、情報収集する重要な機会として活用しています。
そのあとで執務室に戻り、2、3時間かけて毎日の定例会見の準備をするという具合です・・・