大型連休。皆さんは、どのようにお過ごしですか。気候もよく、お出かけの方も多いのではないでしょうか。
私は、1年ぶりに実家に顔を出し、また義父のお墓参り(反省)。それにあわせて、キョーコさんのお供をして観光と、奈良・兵庫・京都に行ってきました。めったに両親にも顔を見せない、親不孝者です。ふだんしないことをしましたが、雨の日は1日だけでした(苦笑)。仕事続きの毎日なので、非日常が続くと居心地が悪いです(笑い)。でも、携帯メールは、どこまでも追いかけてきます。その着信音で、現実に引き戻されます。仕方ないですね。もっとも、簡単な報告だけだったので、大したことはありません。
東海道新幹線をはじめ列車は満員、観光地は「日本中の人が集まっているのか」と思うくらいの人出でした。アジアからの観光客も多かったです。小さな子ども連れの家族も多く、少子化を感じさせませんでした。
大型連休中でも、休めないお仕事も多いです。交通、商店、飲食店、そして病院、警察、消防と。ありがとうございます。皆さんのおかげで、休日を楽しむことができます。
年別アーカイブ:2015年
日本の節目
憲法論議
憲法記念日なので、憲法の話を。憲法改正議論が盛んになりました。国会・政党で議論されているほか、新聞各紙も特集を組んでいます。
それぞれの議論には立ち入りませんが、このような議論ができるようになったことを喜びましょう。「押しつけ憲法だから改憲する」とか、「絶対守らなければならないので改憲しない」では、建設的な議論はできません。どちらにしても、憲法が国民のために作られた「道具の一つ」であることを、忘れています(拙著「新地方自治入門」p228)。
その点で、4月29日の朝日新聞「憲法総点検」(上)は、わかりやすかったです。憲法は「公権力を縛って、国民の権利を守るもの」か「国家の目標を掲げ国民が従うべきルールを定めるもの」かという、憲法のそもそも論を解説していました(拙著p305「憲法を支える意識」)。5月1日の(下)では、行政権を「政治的な意思決定である執政」と「官僚によるその実行」に分ける議論を紹介していました(拙著p272「行政と統治の関係」)。
日本経済新聞「経済教室」の「憲法」連載(4月26日~29日)も、読み応えありました。長谷部恭男先生の「憲法の前提となる国家像を考える必要がある」(私の言う「この国のかたち」)「冷戦が終わり、子供から老人まで日常的に動員する必要がなくなった国家は福祉国家をやめ、広範な領域で撤退を始めた」、中西寛先生の「グローバル化に日本として対応できる制度設計」「国民参加による決定」などです。大学では、現行憲法の解釈ばかり習ってきたと記憶しますが、このような議論は面白いですね。十分紹介できないので、原文をお読みください。
憲法と地方自治との関係については、先日、地方行政4に書きました。
5月、大型連休
あっという間に、また1週間が過ぎ、4月が終わりました。私の許しも得ずに(笑い)。こんなに早く時間が経つと、困ります。したいこと、やらなければならないことが、たくさんあるのに。復興庁では、新年度予算の執行、福島特措法改正案の成立とその施行準備、後期5か年の事業計画に向けてこれまでの総括作業など、忙しい日が続いています。4月は、6回、東北新幹線に乗りました。復興庁の仕事は、時間の経過、事業の進捗に従って、課題が新しくなります。多くの役所で通じる「去年どおり」や「前回どおり」では、できない仕事が多いのです。新しく異動してきた職員と一緒に、職員たちも頑張ってくれています。連休中も、復興関係のイベントなどに「勤務」する職員もいます。ありがとう。
今日から、大型連休が始まりました。すでに昭和の日から、お休みをとっている人もおられるでしょう。各地とも、天気も良さそうですから、春(初夏の気候ですかね)を、お楽しみください。
近世の村社会、石高による統治
水本邦彦著『村 百姓たちの近世』(2015年、岩波新書)が、面白くて勉強になりました。この本は、日本近世史シリーズの1冊ですが、日本の村がどのようなものであったかを、古地図や古文書を読み解いて、描いています。村というと、古くさく貧しいという印象を持ちがちですが、そうではありません。もちろん、新書版なので、村の暮らしのすべてが紹介されているわけではありません。例えば冠婚葬祭などは、でてきません。
本書の視点は、全国の村が、米の生産量で把握され、統治されることです。中には、一つの村が、いくつかの領主に分割統治されることもあります。相給村というのだそうです。飛び地が入り交じります。権力者の歴史より、このような視点の歴史は、面白いですね。お薦めです。1月以上前に読んで、いろいろと印象に残ったことがあったのですが、忘れてしまいました。反省。