被災地では、NPOが活躍しています。仮設住宅の見守り、新しい団地でコミュニティ再建の支援、中小企業を支援する大手会社とのつなぎ役など。復興庁でも、NPO連携班を作って協働しています。NPOが使える予算を紹介したり。もちろん、一番協働しているのは、現地の自治体や自治会です。
今後NPOにさらに活躍してもらうには、どのような課題があるかを、検討してもらってきました。課題の一つに、小さなNPOの経理事務があります。予算決算、給料の支払い、社会保険料の支払い、税金の申告などです。自治体や企業から事業を受託すると、このような事務が発生します。バック・オフィスと呼ばれています。これが結構な事務量になります。もちろん、自前の専門の職員がいて処理すれば良いのですが、小さなNPOではそんな余裕はありません。
現場で、そのような悩みを聞いた関係者が、知恵を出してくれました。個人商店や中小企業だって、同じことで悩んでいます。そのような人たちは、専門家や専門業者に委託しているのです。そこで、NPOの業務も引き受けてくれないかと、専門業者と相談してくれました。
すると、ある企業が、被災地で活動するNPO向けに、安い料金で引き受けてくれることになりました。事務手続きについて専門家(税理士、社労士、司法書士、行政書士、弁理士)に相談することができ、オンラインで24時間以内に回答してくれます。このサービスが月々2,980円のところ、2,500円(フッコーの語呂合わせになっています)で引き受けてくれるそうです(サービスの概要。記者発表)。知恵者がいます。ありがとう。
まだ1事業者ですが、このような取り組みが広がることを期待しています。
年別アーカイブ:2015年
220万番達成
2,200,000番を達成しました。どうやら、2月4日の夜のようです。近頃は、早く寝るので(夜9時か10時には布団に入っています。それから本を読んでいます。さらに、国会答弁確認の携帯メールで起こされます)、夜の間のカウンターを確認しませんでした。でも、5日朝には100番ほど超えていたので、たぶん4日夜に達成したのでしょう。最近見てくださる方は、平日に500~600人、休日は200人余りなので、かつてに比べ減りました。10万番増えるのに、8か月かかりました。でも、これだけの人が見てくださっていることは、ありがたいことです。
被災者の心と体の健康支援
NHKニュースが、仮設住宅や災害公営住宅に住む高齢者らの心と体の健康支援を取り上げてくれました。「復興交付金 被災者の健康支援にも活用」。一般の方々にも、住宅の再建だけでなく、このような被災者支援が重要であること、そして国や自治体が力を入れていることを知っていただくことは、重要です。取り上げてくださって、ありがとうございます。
スイカの売れ行き予想、2
昨日、申し込みが170万枚になったと紹介した、東京駅記念スイカ。申し込みは316万枚と、その後2日間で倍近くになったそうです。1枚2,000円です。買った人が使わずに、記念に保管したとすると、JR東の儲けは・・・。
生物を分類する
キャロル・キサク・ヨーン著『自然を名づける』(邦訳2013年、NTT出版)を紹介します。生物の分類体系が、どのように作られてきたかを、たどった本です。魚や獣、鳥などの分類です。世界各地の民族で、おおむね同じなのだそうです。もちろん、鯨を魚に分類したり、コウモリを鳥に分類する民族もあります。人類が暮らしていく上で、食用になるか、どのように捕まえるか、料理するかが重要で、その観点で生物を見てきたのでしょうね。
脳機能に損傷を受けた人に、生物についてだけ認識、分類、命名できない場合があるのだそうです。他方、生物は認識できるのに、無生物について分類、認識、命名ができない人もいます。これは、人類にとって、生物とモノがどのように関わっているかを示しています。モノの分類は、主に機能によって行われます。他方で、私たちは、ブルドッグでも、チワワでも、ダックスフンドでも、犬だと認識します。猫とも、ライオンとも違うことは、子どもでもわかります。しかし、犬を言葉で表現しようとしたら、とても難しいです。なぜ、4本足でよく似た形なのに、犬と猫は違うとわかるのか。チワワくらいの犬なら、ブルドッグより猫に似ているように見えます。不思議ですね。人類が何万年もかけて、そのような認識を生得的に受け継いできたのでしょう。
それが、リンネによって科学的な分類になりました。もっとも、その分類は従来の各民族の分類とほぼ同じです。その後、系統学や分子生物学によって、進化の認識と分類は大きく変わりました。鮭と肺魚と牛を並べると、私たちは鮭と肺魚を一括りにして、牛と分けます。しかし分子生物学が教える系統樹は、牛と肺魚はより近く、鮭は遠いのです。
筆者は、アメリカのサイエンスライターです。お母さんが日本人だそうです。読みやすい本なのですが、文章が少々冗長なのが、気になります。新書サイズばかり読んでいる者にとっては、この内容に350ページもかけるのかなあと、思います。すみません。