ビル・ゲイツ講演会

今日15日午後は、ビル・ゲイツさんの講演を聴きに、朝日新聞本社まで行ってきました。彼と奥さんがやっている社会貢献は、有名です。前座に、日本の社会起業家がそれぞれの説明をして、理解と寄付の協力を求めていました。それぞれに、難しい課題に挑戦しています。例えば、フローレンスの赤ちゃん虐待防止
彼らの社会への貢献を聞いていて、行政の役割を考えていました。行政や政治に、もっとできること、なすべきことがあるのではないかと。

女性官僚

秋山訓子・朝日新聞編集委員から、指令あり、「今度出版した書物を読んで、紹介せよ」と。村木厚子・前厚労事務次官と秋山さんの編著『女性官僚という生き方』(2015年、岩波書店)です。宣伝を見て、読まなければと思っていたのですが。復興庁に著者の一人がいて、「次官、読んでください」と持ってきました。佃千加さん、国交省の技官です。読んでいただくとわかりますが(p117)、港湾や流通の専門家です。
5歳のお子さんの母親です。この話を聞いて、私の第一声は、「あんた、ご両親に助けてもらっているんか?」。
私にも娘がいて、共働きです。孫娘を、産休・育休明けから保育園に預けていましたが、孫娘はしょちゅう熱を出すし、夫婦とも急な残業が入って、夕方のお迎えに行けないときがあります。すると、キョーコさんの出番です。私の子ども2人を、どのように育てたのか記憶がなく(というか、ほとんど子育てをしなかったので。反省)、子育てがこんなに大変だと、今になって気づきました。彼女は、夫婦の出身地=おばあちゃんの居住地が遠くて、応援を期待できず、夫婦で頑張ったようです。どうしても、迎えに行けないときは、ベビーシッターさんを雇いました。
今後、多くの職場で、働く若夫婦が増えます。それを受け入れる、体制と理解が必要です。でも、私の若いときに比べ、社会の理解が進んだと思います。かつては、私を含め、家に帰らないことを自慢する男が、多かったのです(これも反省)。もうそんな男は、許されません。どんどん社会が変わって、このような本が出版されなくてもよい時代が来るとよいですね。

12月半ば

12月も半ば、時間が経つのは早いですね。東京も、時々暖かい日をはさんで、寒い日が続いています。わが家の椿も、たくさんの花を咲かせています。12月にこんなに咲いたのは、初めてです。これは気候のせいと言うより、お向かいのおじさんが、手入れをしてくださったからです。ところで、青梅街道のイチョウは、まだ半分くらいは青いです。黄色くならないのです。
毎朝、出勤簿に、はんこを押します。職場の出勤簿は、1年分が1枚になっているので、もう少ししか空欄がありません。今年も、これだけ仕事をしたのだなあと、目に見えます。手帳も来年用を用意し、日程が入り始めています。原稿書きを優先しているので、年賀状に着手できていません。昨日ようやく、今春にいただいた年賀状を整理しました。今週末から、頑張りますわ。

都を目指す

先日、ブルデューの経歴を紹介しました(2015年12月5日の記事)。フランスの田舎で生まれ、勉強して地方の中心都市に出て学び、最後はパリのエリート校で学びます。日本も同じで、明治以来、学問を身につけ、立身出世する道が開かれました。パリや東京へ出て一流校で学ぶことは、地理的移動であるとともに、社会的上昇の階段を手に入れることも意味しました。私も、地方から東京の大学を目指した多くの学生も、同じでした。
もちろん、「上京」「上洛」は、明治以前からある言葉で、都に上ることは価値があったのです。しかし今は、東京が双六の上がりではなくなりました。国際化が進むと、ニューヨークや上海など、世界が活躍の場になります。

明るい公務員講座、第5節の原稿

連載「明るい公務員講座」の原稿は、すぐに貯金がなくなります。編集長の「優しい」催促に促され、第1章第5節の加筆を続けています。昨日今日の休みで、だいたい書き上げました。
今回は、「時間の使い方」です。ある課題を期日までに仕上げること、毎日忙しい中でどのように効率よく仕事を片付けるか。これは、みんなが悩むことであり、それぞれに工夫をしておられるでしょう。職位が上がるほど、たくさんの仕事が持ち込まれ、忙しくなります。すると、仕事の悩みは、ある課題についてどのように進めるかという悩みとともに、限られた時間をいくつもの課題にどのように割り振るかが、もっと大きな悩みになります。ある課題の進行管理と、自分の時間をどう割り振るかの時間の管理の、2つがあるのです。
仕事の邪魔をするのは、次々入ってくる雑件であり、会議です。他方で、山積みされた資料に埋もれたり、あふれる電子ファイルの海でおぼれてしまいます。どのように、効率よく仕事をするのか。私の経験から得た技を、お教えします。活字になるのは1月です。発刊されたら、感想をお寄せください。また、ご自身の工夫も教えてください。ほぼ完成した原稿を、「右筆」に手を入れてもらい、完成させます。