新年度予算のポイント

今日、復興大臣が「復興・創生期間に向けた新たな課題への対応」を発表しました。昨日公表した、平成28年度予算案のポイントでもあります。
ここに書かれているとおり、前期5年でインフラ整備は、かなり進みました。住宅再建はめどが立ちつつあります。しかしそれだけでは、街のにぎわいは戻りません。新しいステージに入ったので、次の課題に力を入れます。この資料では、5つの課題を挙げてあります。
被災者支援、防災集団移転元地の活用、観光復興、原発地域の産業復興、風化と風評対策
課題を明らかにして、それに注力する。また、関係者にもそれを認識してもらう。行政を進める際に重要なことだと、考えています。

天皇誕生日宴会、2

宮内庁のホームページに、当日の写真が載りました。私は、この写真のもう少し左側に座っていたので、写っていません。
読者から質問があったので、紹介します。豊明殿は、宮殿北側にある大きな部屋で、宴会などに使われます。宮殿の図面では8番。写真の中程に出てきます。
宮殿は、有名な二重橋を渡った奥にあります。皇居の地図では正門。陛下が一般参賀をお受けになる際にお立ちになるのは、長和殿(地図の12番)のベランダです。参賀に参加した人は、東庭に立ちます。

明るい公務員講座、6

連載「明るい公務員講座」第6回が発行されました。今回は「説明資料の作り方」です。職員は、できあがった成果物=例えば公表資料を持って、説明に来てくれます。しかしそれは、私にとって「別添資料」であって、彼が説明したいこと、私が聞きたいことを書いていません。私が聞きたいのは、その公表資料のポイントであり、今後の進め方です。その肝心なことを紙に書かずに、唾を飛ばしてしゃべってくれるのです。 説明資料の作り方の実例、悪い例とよい例も載せてあります。参考にしてください。内容は次の通り。
あなたは何を説明したいのか、成果物と説明資料は別、1枚にまとめる。

今年は読売新聞

このHPでは、毎年この時期に、勉強不足あるいは説明不足の記事を批判しています。今年は忘れていたのですが、ある人から指摘を受けました。以下に、その要旨を転記します。
「今年は、読売新聞でした。23日朝刊に、しかも大きく見出しで『警官3000人増員3億4500万』と出ています。一人あたり11万円です。お手軽警察官ですね。いろんな事情もあるのかなと思って本文を読むと、『全国の警察官を3000人増員する予算として、3億4500万円が復活折衝で認められた』と詳しく書いてあります」
この記事を書いた記者さん、それを載せたデスクは、どう思っていたのでしょうか。これが事実としても、それなら解説が必要ですよね。

復興予算

今年度の補正予算案28年度の予算案が決まりました。今年度で前期5年(集中復興期間)が終わり、来年度から後期5か年(復興・創生期間)が始まります。5年分の事業見通しをたて財源を既に確保してあるので(関係資料)、それを各年の事業進捗に合わせて予算化します。予定では、28年度末には、高台移転の宅地造成は全体の7割、公営住宅は9割近くが完成する見通しです。とはいえ、事業の進捗に従って、新しい課題も出てきます。