「惜別の歌」作曲者の方が亡くなられたと、新聞各紙が報道していました。「中央大学のお知らせ」。
島崎藤村の詩に曲を付けたものですが、多くの中高年は、小林旭さんの映画と歌でおなじみでしょう。私はその後の世代なので、映画は見ませんでした。元の歌詞は、嫁いでいく姉と妹との別れの歌です。歌では一般的な別れの歌になっています。もっとも、3番の歌詞は「君がさやけき目の色も 君くれないのくちびるも 君がみどり黒髪も」と、若き女性が対象だとわかります。私はこの歌詞が気にいっています。歌詞といい、メロディーといい、名曲だと思います。私がフルートで好んで吹く(吹くことができる)曲の一つです。