今日は、会津若松市へ行ってきました。復興庁が主催している企業マッチング「結いの場」です。この企画の趣旨は、9月21日に書きました。今回の会津若松市で、11回目になります。今日は、9つの地元企業や団体に対し、支援側として23企業38人の方が、参加してくださいました。今日参加して、職員と会話する中で、次のようなことを考えました。
もちろん、支援企業と受けたい企業とがうまく結びつき、新しい商品や販路ができることが、目指す一つの成果です。しかし、そのような売り上げに直結する成果だけでなく、QCサークル活動のような品質管理の技術を、大企業から学ぶことも、もう一つの成果です。前者だと、共通する商品や業界でないと、お見合いは成立しません。しかし、後者だと、全然別の業種でも成り立つのです。よって、毎回参加してくださる大手企業もおられます。また、このお見合いの場を進める過程も、重要です。9つのテーブルに分かれて、意見交換を進めます。そして約1時間で、メンバーを入れ替えます。1時間の中での議論の進め方や時間配分も、これまでの経験によって、ノウハウが蓄積されています。今日の2人の司会進行係は、上手なものでした。また、各テーブルには復興庁のファシリテーターがついて、話を誘導します。職員たちは、このための勉強もしています。実は、これを企画担当している復興庁職員の何人かは、民間企業から来てくれている職員です。
9月21日にも書きましたが、このような斡旋機能が、今後の行政に求められる機能であり、行政手法の一つでしょう。復興庁のホームページでは、簡単な紹介しか載っていないので、追ってもう少し詳しく「結いの場」について解説を載せてもらいます。