福島県立ふたば未来学園高等学校が、双葉郡広野町に開校しました。原発事故以来、双葉郡内の学校はすべて外に避難し、4校あった高校も避難先でサテライト校として授業を続けてきました。今回、郡内で1つの高校として、再発足しました。学校は地域の拠り所であり、未来の双葉郡を担ってくれる若人の育成の場です。復興の一つのシンボルになると思います。いろんな方が、応援してくださっています(小泉進次郎政務官のブログ)。
復興を進める行政の立場からも、これは一つの試みです。郡内には、学校をはじめいろいろな施設や機能が、町村ごとにあったものも多いです。他方、消防やゴミ処理など、郡内で協同してやっていたものもあります。この後、復旧と帰還を進めますが、直ちには、住民全員が戻れるわけではなく、また以前のような人口にも戻りません。すると、その間に提供する行政サービスや民間サービスは、人口に見合ったものにする必要があります。ふたば未来学園は、いくつかあった高校を、結果として統合した形になっています。一つのモデルとなると思います。