今日15日は、復興大臣のお供をして、福島県新地町と相馬市を視察しました。浜通の北、宮城県境にあります。放射能汚染は免れたのですが、津波で大きな被害を受けました。
町長と市長のリーダーシップの下、順調に復興事業が進んでいます。防災集団移転事業と災害公営住宅建設は、この3月ですべて完了します(相馬市の場合)。新しくできた住宅団地では、まだ工事中の住宅もありますが、たくさんの住宅がきれいにできあがり、洗濯物が干してありました。相馬市では、市長のアイデアによる「井戸端長屋」も見てきました(私は、何度も視察してますが。久しぶりだったので、市長からは「最近来ないね」と笑われました。すみません、いろいろと忙しいので)。新地町では、避難者の65%の方が、この正月を自宅で迎えることができたとのことです。新しく作るJR新地駅前の区画整理事業が残っていますが、それ以外は完成です。
このように、早いところでは、住宅再建が終わりつつあります。防潮堤や道路など、まだ工事が残っている部分もありますが。被災者にとって一番待ち望まれるのは住宅ですから、これが完成するのはうれしいですね。しかし、次に、高齢者の見守りや、新しいコミュニティ作りが、課題になっています。これは、お金を出して業者に委託できるものではないので、難しいです。必要なのは「人」です。