今日は、国際研修交流協会の国際セミナーで講演をしに、裏磐梯まで行ってきました。昨年(2013年8月24日)に引き続き、2回目です。復興がどこまで進んでいるか、今抱えている課題は何かを、お話ししてきました。磐梯山の麓は、稲穂がみのり、蕎麦の花がきれいでした。
年別アーカイブ:2014年
覇権国家イギリスを作った仕組み、12
近藤和彦著『イギリス誌10講』p143に、次のようなことが書かれています。
18世紀のイギリスには、2人の国務大臣(secretary of state)がいたのだそうです。2人で職務を分担していました。2人だけです。1782年に、内務大臣と外務大臣とに、職務を明確に分担しました。
アメリカの外務大臣が今も、国務長官(secretary of state)と呼ばれているのは、独立前のイギリス本国の官制の名残です。国務大臣と訳すのか国務長官と訳すのかは、日本での慣用の違いです。
3連続出張
これで、3日連続で東北新幹線に乗り、3日連続で昼は駅弁です。このようなときの必需品は、ウエットティッシュ(汗をかく)、ハンドタオル、歯ブラシ(昼食後の歯磨き)です。
大臣出張の新幹線の中(隣の席)で、全く分野の違う方に話しかけられ、名刺を交換しました。新幹線グリーン車の中で、みなさんくつろいでおられるのに、隣の男は書類にペンを走らせ、前の方の座席に行ってはなにやら話している。その人の周りには、黒服の男たちが取り囲んでいる・・。変な奴だと思われたのでしょうね(笑い)。「失礼ですが、おたくさんは、どのようなご職業ですか」と、話しかけてこられます。「復興やってます。前の方にお座りは、大臣です」と答えると、「頑張ってください」と言ってくださいました(例えば彫鍛金工芸家、フルーティスト)。
月曜日もまた、大臣のお供をして宮城県視察の予定です。
坂の上の雲をもじる
講談社のPR誌『本』2014年9月号、平田オリザさんの「下り坂をそろそろと下る」の冒頭は、次のような書き出しで始まります。
・・まことに小さな国が、衰退期を迎えようとしている。その列島のなかの一つの島が四国であり、四国は、讃岐、阿波、土佐、伊予にわかれている。讃岐の首邑は高松・・
お気づきになりましたか。平田さんは続けて、次のように白状しておられます。
・・と、これは、読者諸兄がよくご存じの『坂の上の雲』の冒頭の、できの悪い贋作である・・
う~ん、平田さんにやられましたね。国民的小説とも評され人口に膾炙した『坂の上の雲』をもじった本は、いくつかあります。『坂の下の・・』とか。でも、書き出しをもじるとは。
もっとも、原文は「まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている」で、小さな国がその後発展して大きな国を破るので、この文章が成り立ちます。今この文章をもじるなら、「まことに大きく発展した国が、衰退期を迎えようとしている」でないといけません。「まことに小さな国が衰退」しても、小説にはなりません。
そして、もっと楽しい小説にするためにも、「まことに衰退期に入る国が、復興期を迎えようとしている」にしなければなりません。
今日は、岩手県へ
今朝はまず、新しい副大臣、政務官を迎えて、新体制での復興庁の幹部会議を開催。大臣記者会見の後直ちに、大臣のお供をして、盛岡へ。岩手県知事との意見交換、岩手復興局での職員訓示、インタビューなどを、こなしてもらいました。宮城県知事とは、8日月曜日に会ってもらう予定です。
大臣への説明は、今日も新幹線の中で。月曜日以降の資料も原案を送ってもらい、車中で手を入れて本庁に送り返し、そして完成してもらっています。その合間に、携帯電話に、メールや電話が入ります。便利になったと言えば、そうなのですが・・。
ところで、改造内閣発足の閣議で、「基本方針」が決定されています。その1番目は、復興の加速化です。
「まず何よりも、「閣僚全員が復興大臣である」との意識を共有し、省庁の縦割りを厳に排し、現場主義を徹底することにより、被災者の心に寄り添いながら、東日本大震災からの復興、そして福島の再生を、更に加速していく。」