地域復興マッチング「結いの場」の、平成25年度成果を発表しました。「結いの場」は、被災地の企業と大手企業とを結びつけ、新商品開発や販路開拓などのお手伝いをしてもらう試みです。今回は、49の連携事業が成立しました。たとえば、中小企業が持っている金属加工技術を生かして、精巧な建築物の模型を作った例(福島市、永沢工機と積水ハウス)、ブランドイメージ向上のために、学生のアイデアを活用して、イクラの贈答用パッケージを作った例(宮古市、大井漁業部と瀧澤学館とNTTドコモ)。
また、「新しい東北」官民連携協議会のホームページを、刷新しました。被災地では、行政だけでなく企業、大学、NPO等いろいろな主体が、復興支援に取り組んでいます。また、行政だけで復興ができるものでもありません。この官民連携協議会は、これらの担い手が情報を共有し、連携できるためにつくった交流の場です。支援情報のデーターベースもあります。例えば人的支援だと、人材派遣や職員研修など。経営支援だと、技術開発や商品開発、事業化支援、販路開拓などです。
先日説明した、新しい産業支援の手法の実践例です(9月21日の記事)。お金ではなく、人やノウハウの支援です。