今日25日、復興大臣の下で、関係府省の局長たちに集まってもらい、「被災者に対する健康・生活タスクフォース」を開いて、「被災者の健康・生活支援に関する総合施策」を決めました(本文、概要)。
昨年12月に、「被災者に対する健康・生活支援に関する施策パッケージ」をつくり、現地で実行してもらっています。その後、現場での問題を拾い上げ、今回それに対する対策の方向を決めました。
詳しくは本文を見ていただくとして、ポイントは次のようなものです。
・公営住宅が順次完成すると、仮設入居者が移転していきます。そこで、新しいコミュニティを作る必要があります。
・他方、まだ当分の間、仮設住宅暮らしを続けなければならない人も多いです。すると、心身のケアが必要です。生きがいつくりも必要です。
・歯抜けの状態になる仮設住宅の集約も必要です。
・これらの支援のためには、生活相談員や復興支援員を確保する必要があります。また、大勢の人数になっているので、これらの方を支援することも必要です。
・お年寄りだけでなく、アルコール依存の方、子どもなどにも配慮が必要です。
・心と体とつながりが、重要です。そして、仮設住宅と新しくできた町と両方で必要です。それには、関係者の理解と支援が必要です。
協力していただいた関係者の方に、感謝します。また、これをまとめるに当たって頑張った、牛島参事官以下の担当者にも、お礼を言います。もちろん、文章をまとめるのが目的ではありません。これを、現場で実行する必要があります。「総合施策」では、NPOやCSRへの期待と、それらとの調整も書き込みました。順次実行していきます。