今日、キョーコさんのお供をして外出した後、一大決心をして、上野の国立博物館へ。そう、あの「白菜」を見るためです。昨日まで、展覧会のホームページ(台北故宮博物院)を見たら、「180分待ち」とか「90分待ち」とか出ていて、迷っていたのです。「240分待ち」という記述もありました。しかし、夜8時までやっているとのこと。それなら夕方を狙うしかない。平日夜は毎日のように「所用」があるので、行くなら土日の夕方。しかも、白菜は7月7日までしか、展示されません。
4時過ぎに渋谷を出発する頃には、雷が鳴り大雨が降り出しました。上野に着いたら小降りになっていましたが、噴水前は大きな水たまりができているほどです。白菜は90分待ちのとのことなので、ほかの展示を待ち時間無しで見てから白菜へ。すると、30分待ちで、実際は20分くらいで見ることができました。日曜の夕方なのと大雨で、観客が少なかったようです。
白菜は、「よくまあこんなものを、堅い玉を削って作ったねえ」と思わせるものでした。もちろんビデオの解説の方がよくわかりますが、実物を見る価値はあります。職人がどれくらいの時間をかけたのでしょうか。あの大きさですから、一度に一人の人しか加工できません。3人がかりで同時にとか、4人で分業してとは、いかないのです。
ところで、あのキリギリスの羽は、本来はもっと長く大きかったのが、途中で折れたように見えました。