公共インフラの復旧状況を、3か月ごとにまとめています。9月末現在で、更新しました。
復興住宅は、予定戸数2万1千戸(岩手、宮城県)に対し、着工は60%、完成は408戸でまだ2%です。防災集団移転(高台移転)は、332地区のうち、造成工事に着手したのは51%、造成が完成したのは13地区です。土地区画整理事業(かさ上げ)は、51地区のうち着工は39%、完了地区はまだありません。
まだまだわずかですが、進みつつあります。私たちが「やってます」「予算をつけました」と言うより、この数字が最も客観的に現実を示してくれます。
また、工事現場での進捗状況がわかるように、定点観測した写真を載せています(岩手県、宮城県、福島県)。山が切り開かれ、整地されて、家が建つ状況が分かります。例えば、岩手県田野畑村島越地区。仙台市荒井東地区。
わかりやすいでしょ。職員が考えて、このような工夫をしてくれました。誰でもいつでも見ることができるのは、インターネットの威力ですが、こういう工夫はこれまでにないアイデアです。職員に感謝します。知恵者がいます。
「復旧が遅い」と批判される方もおられますが、着実に工事は進んでいます。関係者は、皆さん精一杯がんばっています。ただ、工事か所が多く、大きいのです。