企業の本業を生かした貢献、マイクロソフト社

様々な企業が、復興に貢献してくださっています。先日、日本マイクロソフト社の幹部の方と、お話しする機会がありました。マイクロソフト社は、発災直後から、いろんな支援をしてくださっています。本業を生かしたものとして、次のような支援があります。
・NPOや企業に、無償で製品(ソフトウエア)を提供
・救援活動を行うNPOに、避難者や物資の管理をするソフトを提供
・被災企業に中古パソコンを提供
このような製品の提供の他、技術を教えるという支援もあります。すなわち、NPOと協力して、被災者にITスキルを教え、就労を支援しています。これで、851人が修了し、求職中の人は462人、就労した人は193人だそうです。現地では雇用のミスマッチが課題になっているので、これは効果的な対策です。今や事務職の応募用紙には、ワードとエクセルができることは、必須のようですから(私は「一太郎」ですが)。
成果と意義」に次のように書かれています。
・・私たち日本マイクロソフトは・・2 つのことを学びました。
1 つは、復興支援においては、地域をよく知る NPO の皆さんをしっかりと支えることが重要だということです。地域の NPO が自治体、事業者、団体と連携した結果、地域コミュニティに活気が生まれ、プロジェクトに広がりが生まれたのです。
もう 1 つ学んだこと、それは見えない成果を見える化することの意義です・・こうした NPO との協働による企業の社会的責任活動が、事業価値と社会目的価値があることを証明できることによって、意義を広く社会に認識していただくことに期待がかかります・・
このように、自治体、NPO、被災企業などと連携して、本業を生かした支援をしてくださっています。ありがとうございます。紹介が遅くなりました。
モノなどの支援やモノへの支援(ハードへの支援)でなく、このようなノウハウの提供や昨日紹介したスポーツ選手による「教室」(ソフトへの支援)は、見えにくいのです。上手にPRしたり、記録する必要があります。