今日は、大学のクラスの同窓会。昭和48年に東大に入学した、文Ⅰ・Ⅱフランス語16組です。50人のうち、25人が出席しました。皆はしばしば集まっているようですが、私は久しぶりの参加です。
40周年ということで、今回は、駒場キャンパス内のフランス料理店でした。しゃれたレストランが、できています。当時は、汚い木造の同窓会館で、すき焼きが定番だったと記憶しています。私は10年前に、ここで客員教授を務め、その後も時々講義に行っていたのですが、何人かの同窓生は卒業以来久しぶりにキャンパスを訪れたとのことで、建物の変わりように驚いていました。
駒場の門をくぐったのは、40年前のことです。田舎から出てきて、それこそ右も左もわかりませんでした。本屋の本棚と古本屋の本棚に並んだたくさんの本を見て、わくわくし、どれだけ読めるのだろうかと期待と心配をしました。20歳で本郷キャンパスに移りました。あれから、さらに約2倍の人生を歩んできました。
それぞれに、歳を取り、恰幅が良くなっています。顔つきが、若き18歳の面影を残しつつ、貫禄ある顔になっています。公務員、弁護士、裁判官、銀行員、大企業の社長や幹部・・。勤めた会社を退職し、第二の人生を歩んでいる人も多いです。
学生たちから見ると、おじさんとおばさんでしょうね。子どもたちは大学を卒業し、孫がいる人も多いのですから。時点を引き戻すと、私たちが18歳の時(昭和48年)に58歳だった人たちは、18歳になったのが昭和8年です。40年とは、そんなに長い年月なのですね。