復興庁のホームページでは、いろいろな施策を紹介したり、かなりの頻度で統計資料を公開しています。
しかし、毎月の数字を見ても、復旧の進捗はわかりません。2年経ったので、発災以来の復旧・復興の道のりを、主な指標でわかりやすく示しました「東日本大震災からの復興に向けた道のり」。仕事をするには、巨視的な視点(鳥の目)と、微視的な視点(蟻の目)の両方が必要です。私は、性格的にも立場上も、鳥の目が好きです。
また、「復興に当たっての多様な担い手による連携事例」も、事例を追加しました。阪神淡路大震災が「ボランティア元年」と呼ばれたことと比較すると、今回の大震災は、「行政と企業とNPOの連携元年」でしょう。また、そうしたいと考えています。
そのほか、女性の役割が再認識されました。避難所で女性が活躍し、女性の視点が重要でした。避難所でプライバシーを守る配慮とか、まちづくりでの女性の視点とか。
これらも、放っておいても実現しないので、刺激や支援が必要です。でも、そんなに巨額のお金は、必要ないのです。彼ら彼女らの熱意を、「活用する」手立てを作れば、進みます。
そのほか、政府は、今回の大震災では、従来の災害対策と違った新たな対応をいくつもしています。その主なものについて公表していますが、今回その抜粋版を作りました。
それぞれ、資料を作ってくれた職員に、感謝します。でも、前例通りの仕事をしているより、新しいことに挑戦する方が楽しいでしょ。大変だけど。