的外れな指摘だったら、お許しください。
美術館に行くと、西洋絵画の解説で作者の欄に「誰々(例えばレンブラント)に帰属」と書いてあることがあります。意味は、「レンブラントの署名はないが、レンブラントの作と推定される」ということでしょう。Attributionの訳だと思います。
この「帰属」という訳語は、他によい言葉がありませんかね。「帰属」は、通常の日本語では所有を表します。「著作権が、誰それに帰属する」というように。日本画の場合は、「尾形光琳に帰属」とは使いませんよね。
三菱一号館の「シャルダン展」に行ったら、「羽根を持つ少女」の絵が2枚並んでいました。1枚は「個人蔵」、もう一つは「シャルダンに帰属」と書いてあります。見ていた人が、「こちらの絵は、シャルダンが持っていたのね」とつぶやいておられました。訂正する勇気がなかったので、黙っていました。
月別アーカイブ: 2012年11月
世界の汚職番付
世界各国の公的部門の腐敗度(汚職度合い)を調べた調査があります。人事院に教えてもらいました。
日本は、きれいな方から、14位です。もっとも、汚職は通常は闇の世界で行われ、ばれた時だけ外に出ます。だから測定するのは、難しいです。
祝、180万人達成
今日、このホームページのカウンターが、180万人を突破しました。そろそろだと思っていたのですが、指摘されるまで気づきませんでした。
最近は、書く内容に焦点が定まらず、また、おもしろくもない記事ばかりで、読者の皆さんには申し訳ありません。
「新聞記事の引用が多い。言いたいことは分かるが」という指摘も多いです。う~ん。まだ、現職の公務員、しかも一般職なので、お許しください(苦笑)。
最近は、1年間で20万人なので、来年の今頃には、200万人を達成できそうです。
自治体からの応援職員
総務省が、被災自治体への地方公務員の派遣状況を調べ、発表しました。10月時点で、派遣されている地方公務員は、1,682人です。4月では、1,407人でした。どの自治体からどの自治体に派遣されているかは、資料をご覧ください。職種別では、一般事務職が561人、土木職等が939人、その他の職種(文化財技師、保健職など)が182人です。一般事務職といっても、用地買収など土木関係の仕事が多いです。
被災自治体からは、なお400人以上の職員が不足しているとの、要望を受けています。引き続き、被災地外の自治体に派遣をお願いしています。しかし、これにも限界があります。新しく任期付き職員を採用して、送ってくれている団体もあります。被災自治体も、自ら職員を採用したり、県が任期付き職員を一括採用して市町村に送っています。その合計は、1,000人を超えます。
派遣元の自治体も、職員数に余裕があるわけではありません。定数削減が進み、苦しい中を送ってくださっています。特に電気職や機械職は、各自治体にそんなに多くはいません。ありがとうございます。
今回の復旧支援の特徴の一つが、自治体からの応援職員です。復興庁では、各自治体の職員募集を、HPや政府広報で宣伝しています。
これだけの人が、ふるさとを離れて勤務しています。頭が下がります。ありがとうございます。
派遣を受けた自治体からは、派遣元の自治体へ、職員たちの働きぶりを、報告してもらわなければなりません。
しかし次に、この派遣された職員さんたちの、「ケア」が必要になります。自ら採用された自治体の職場でも、仕事のストレスは生じます。まして、単身赴任で、慣れない土地、知らない人に囲まれての仕事です。仕事量も多く、残業もあります。発災直後の緊急時には、それぞれ緊張強く仕事ができますが、期間が長くなると、そうはいきません。自衛隊や警察、消防職員でも、メンタルヘルスが必要なのです。総務省と各県とで、その対策を考えています。
復興白書
今日、「東日本大震災からの復興の状況に関する報告」を閣議決定し、国会に提出しました。復興基本法に、「年1回、国会に報告する」と決められています。現在、国会は閉会中ですが、受理してもらい、次の国会に報告されます。
復興庁のホームページなどでとりまとめていた「復興状況」を、簡潔にまとめたものです。ご利用ください。