今日11月9日、復興推進委員会を開きました。今日は、被災3県からの報告と、政府(各省)からの報告を基に、議論をしました。実のある議論にするために、次のような仕掛けにしてあります。
まずテーマは、推進委員会が9月にとりまとめた「中間報告」に取り上げられた、「6つの課題」に絞ってあります。また、10月には、復興大臣から各省に対し、さらに具体化した課題への取り組みを指示してあります。このテーマに絞って、資料を提出してもらいました。
次に、各県や各省から報告してもらう際には、各項目ごとに「うまくいっている取り組み、関連施策」と「困難な点、今後の課題」を挙げてもらうようにしました(例えば福島県の資料)。これで、何がうまく進んでいて、何が進んでいないかが、一目瞭然です。議論も発散せず、内容の濃い議論ができます。なかなか考えた仕組みでしょ。
うまく進んでいる取り組みでは、各自治体が工夫を凝らしておられることがわかります。復興の現場は、行政の実験の場、「フロンティア」でもあるのです。今後、順次、紹介しましょう。
3県からは副知事の代理出席でしたが、説明も明確で、また質問に対する回答も極めてわかりやすいものでした。3人とも、よく現場の事情を把握しておられることが、わかりました。様々な質問に、直ちに的確に答えが出ます。ここまで熟知するには、大変な努力が必要だと思います。実のある3時間の会議でした。